ドイツの宅配システムを知ったら、日本の業者さんには足を向けて寝られない(前編)
ドイツで二大評判の悪いもの(私調べ)は
・DB(ドイチェバーン:日本のJRのような鉄道会社)
・DHL(デーハーエル:日本郵便のような輸送物流会社)
でして、それぞれググって頂ければ、阿鼻叫喚やら笑うしかない混沌と恨みつらみを読むことができます。このnoteはその中の一つ。
ドイツはヨーロッパ諸国の中ではマシだと言われていますが、日本の宅配システムに慣れてしまっているともうク〇だな、としか感想がでません。とりあえず無事に到着するかどうかは神に祈るしかありません。
まず日本との違いでいうと「再配達?なにそれ?おいしいの?」であり、最初に配送された際に受け取れないと、自分で集配所に取りにいかなければなりません。時間指定がある場合もありますが(有料のことも多い)8-14時、14-20時くらいのざっくり感であり、宅配便が届く日は基本一日自宅待機。極力トイレも我慢する人もいるとか。同じマンションの人や隣人に預けられることもありますが(普通は誰に預けたのか不在票に書いてある)、どの家に預けられたのかわからず、一軒一軒訊いてまわっている方が我が家にも来たことがあります。一応パケットステーション(24時間受け取れるロッカー)もありますが、満杯の場合(そして満杯の場合がほとんど)、結局集配所に取りにいかなければならないという振り出しに戻る感じ。。
ちなみに2年弱のドイツ生活で私が経験したことは、
・マンションの共有ポスト(不要なポスティング広告入れに使われている)に荷物を入れられていた
・不在票に追跡番号も何も書かれておらず、荷物を送り返された(問い合わせても返信が来たのが1週間後)
・預け先の住人がずっと不在(なんで受け取れたんだろう…)
・日本宛に送ったハガキがドイツの自分の住所宛として送られてきた(6枚中5枚は送れたのになぜ…)
・不在票すら入っておらず、追跡番号確認で届いていないことが発覚 ←イマココ
今回困ったのでTwitterで助けを求めたら、我も我もと体験談をすぐに教えてもらえました。1日中待っていたのに不在票すら入っていなかった、2回も勝手に送り返された、最寄りの集配所をしらみつぶしに回ってようやく手に入れられた、配達完了と通知された翌日に届いたなどなど。募集すればDHLに対する文句はあっという間に月に届くことでしょう。
今月初めに日本から送ってもらった荷物がなかなか届かないので、水曜日(25日)に追跡番号で確認したところ、なんと先週土曜(23日)からずっとどこかのStationで保管されたままになっていると発覚。
どこのStationかも教えてくれず、「この街のどこかにあります」と毎日ご丁寧にアップ頂いている!!それもうヒントないも同然ですから!海賊王のほうがまだヒント残してくれてるよ!!ポーネグリフは読めないけど、ドイツ語ならなんとか解読できるから!!
ちなみに発覚した日にすぐさまDHLのHPから問合せましたが、この手のHPにあるあるの問合せ先までなかなかたどり着けない堂々巡りを何度もさせられ、メールを送るももちろん今日(30日)まで返信はなし。日本の会社って遅くとも翌日には連絡くれるんだから、ほんと凄すぎます。
電話を掛けるも音声ガイダンスが流れ、追跡番号を口頭で伝えねばならず、発音の問題で弾かれ、、ドイツ在住歴が長い方にお願いして電話してもらうも、追跡番号が日本のものしかわからないので(ドイツに入った時点で新たな追跡番号が割り振られます)はねられるという始末。
明日で保管開始から一週間が経つので送り返されること必至!今日は金曜日で15時にはウェ~イ!と担当者は帰ってしまうでしょうし、そもそも明日から三連休のため、今日は休みを取っている可能性すらあります。余談ですがドイツでは残業がないと言われますが、単に「残業しない」ので仕事がどんどん後ろ倒しになっていくだけです。それを他の人がカバーしたりもしない。あと管理職以上の人は普通にめちゃくちゃ働きます。その分、報酬もらってるので、責任と報酬のバランスが取れていると言えますが。
昨日はよく荷物の引き取りに行かされる集配所に行ってみましたが、ないとのこと。今日は他の集配所も回ってみようと思っております。が、もう半分諦めの境地。。
もうほんとにね、日本に帰ったら配達業者さんからは五体投地して荷物受け取るつもりですよ。怒鳴る、失礼な態度を取るなんて論外です!そんな無礼な人が行く地獄とかないものか。鬼灯の冷徹でそんな地獄を探してみるも、どれもちょっと楽しそうだからなあ…
と現実逃避している間に行ってきます。結果はまた後で!