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ドイツの宅配システムを知ったら、日本の業者さんには足を向けて寝られない(後編)

DHLからの連絡もなく、日本からの荷物がどこにあるかわからないまま迎えた金曜日(5/29)。本日が最終期限であるだろうと考え、人海戦術にて探すことにしました。DHLのトラッキングを確認すると、先週の土曜日のところに

Zusätzliche Adressinfomation benötigt.Bitte kontaktieren Sie Ihren DHL Express Kundenservice. 追加の住所情報が必要。カスタマーサービスに連絡してください。

と記載があることを発見。送ってくれた人が建物番号か何かを書き忘れたのかも?と思いましたが、どちらにせよDHLにはすでに問合せをしているので返信をくれないことには変わりありません。しかし、

・近所のパケットショップや集積所をしらみつぶしに当たる

に加え、

・DHLに何とか電話を繋げて、場所を聞き出す

の2班に分かれることにしました。(人員:私と夫のみ)


午後から聴き込み班(私)は出発し、パケットショップ(キオスクが兼ねているところが多い。コンビニで配送や引き取りができるようなもの)と集積所(エリアのハブとなっているセンターのようなところ)を回りました。パケットショップでは親切に荷物を一つ一つ一緒に確認してくれたり、一緒にトラッキングの画面を見て、どこにあるか考えてくれたり。。ドイツの人は個人単位ではほんと親切なんですよね~組織になると途端に無責任になるのは、、、まあ日本だろうがどこだろうが同じかもですね。

集積所では最初に尋ねたところが「この住所はうちの管轄じゃないから、ピザハットの近くに行きなよ」と教えてくれ、Pizza Hutの発音(ピッザのピのアクセントが強い感じ)がかっこいいな~と思いながらも、これは期待できる!と次の集積所へ。これはもうラフテルまで来ちゃったんじゃ~と思いながら、集積所に行くと不愛想な店員さんがちらっと荷物を見ただけで「ない」というのでがっかりしていたら、もう一度トラッキングサイトを確認してくれました。やさしい…でもそのサイト、私が見てたやつと同じ。。業者さんしか入れないサイトや確認できる端末ってないんですかね??

2時間も歩き回って疲れたし、もう諦めるしかない…と気分転換にお花を買って(トップ写真)帰ったら、電話班である夫より朗報が!

Ratingenにあるって!

場所がわかったのは嬉しいけど、Düsseldorfにあるって書いてあったやーん…!!Ratingenに大きなセンターがあるのは早いうちに確認済みでしたが、このトラッキング表示を信じて、ずっとDüsseldorf内を探していたのに。。

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ちなみに電話が繋がったのは、音声ガイダンスで「追跡番号を言え」という指令を無視したら(ドイツ語がよくわからなかったので結果的に無視しただけ)、オペレーターに繋がったという裏コマンド的な方法でした。。まともに追跡番号に取り組んでたらオペレーターに繋がらないって、脱出ゲームでもそんな問題出しませんよ!!

で、そのオペレーターからRatingenにあると聞き出せたはいいものの(そんなすぐわかるなら表示してよ…)、いつ取りに行っていいかはこの後SMSでメッセージ送ると言われたそうですが、もうそんなセリフを信じて待てるような純真無垢な生娘ではいられないんです!そんな人間にしたのはそっちですからね!と勝手にRatingenの集配センターに取りに行ってきました。

サービスセンターに人がおらず、対応者が出てくるまでしばらく待ちましたが、出てきました。驚くほどあっさりと!

そこで判明したのですが、原因は住所不備でもなんでもなく、単にDHLのバーコード貼り付けミス(よれてて機械で読み込めない)により、住所不定扱いになっていたという。。そして配達されることもなく、ずっとRatingenにあったようです。

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住所はちゃんと書いてありましたし、手書きで読めない等の理由でもなかったというね。。脱力。。バーコード読めなくても、書いてある文字を読めばよくないですか?どこから突っ込んでいいかわからないレベルですが、無事に荷物が手元に届いたことでもうどうでもいいやという気持ちに。もしや一旦ガーンと下げて、気持ちを持ち上げることで評価を高める的なメンタリスト手法なのかも…!?(そんなわけない)

ちなみにアメリカ宛の荷物では手書きは受け付けてすらもらえないそうです。手書きとかそんなレベルの話がじゃないんですけどね。。


そんなわけで、日本に帰ったら配送業者さんには毎回チップを差し上げたい気持ちになっているのでした。ほんと素晴らしいですよ、荷物を届ける責任感もシステムも!!