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インターン、始まりました。

インターン、始まりました。

修士課程2年生秋学期はインターンを通して実地で学びます。

私がインターンをしているのはストックホルム県Värmdö kommunヴァルムドー市役所にあるインテグレーション(社会統合)課です。

移民女性である自分自身がこのインターン先を選んだ出発点は、

kommun(コミューン)地方自治体がどのように移民・難民のEtablering(エタブレ―リング)/Establishment/社会に根付くことをサポートしているのか、を地方自治体側からの視点で明らかにしたいということと


移民・難民女性自身がそのサポートをどのように経験し解釈し利用しているのかを明らかにしたいということ

です。

といいつつ、

移民・難民のインテグレーションやEtablering/Establishment/社会に根付くことというテーマは自分の修士プログラム(ジェンダー、移民と社会正義)ではほとんど触れられていないので、自分でもっと勉強し、インターンを通して実践の学びを深めていかないといけません。

さてさて、

課の名前はインテグレーション(社会統合)なのですが、私自身はインテグレーション(社会統合)よりもEtablering/Establishment/社会に根付くことに興味があります。

インテグレーション(社会統合)は、移民・難民が自分のアイデンティティを消して受け入れ国社会に同化する、というニュアンスがある一方、

Etablering/Establishmentは移民・難民が自分のアイデンティティを大切にしながら受け入れ国社会を学び、その社会のなかで根付いていく、というようなニュアンスです。

スウェーデンの文脈でEtableringができるようになるというのは、

移民・難民自身が仕事をみつけ経済的に自立し、家族を養えることができるようになること

を第一に指します。

具体的にどんなふうにVärmdö kommunのインテグレーション課が難民の方たちをサポートしているのかというと、

2年間のEtablering/Establishmentプロジェクトを通して、Nyalända(ニイアーレンダ)/New commers/新しくスウェーデンに来た難民が社会に根付けるよう最初のステップを提供します。

住宅を提供したり、教育サービス(スウェーデン語学校、保育園や小中学校、高校)に繋いだり。

注)Kommun(自治体)におけるNyalända/New commersの定義は、国連難民高等弁務官事務所 (UNHCR:United Nations High Commissioner for Refugees)からMigrationsverket (Swedish Migration Agency 移民局)が受け入れ、各県の各自治体に割り当てるKvotflyktingar (難民)の人たちです。


今後の予定

私がインターンを始めた8月30日はたまたまタイミングよく、翌日31日にあらたな難民を受け入れたため、受け入れの様子から今後の手続きなど一連の流れに参加することができそうです。

前の週にはアフガニスタン難民の方たちが到着したばかりで、その多くが女性なのでこちらの方々のEtablering/Establishmentプロジェクトにも関わらせてもらう予定です。


9月はVärmdö kommunのインテグレーション課で日々のルーティーンを覚え、先輩たちにくっついて難民の方々と面談したり、Värmdö kommunと一緒に難民の方たちのEtablering/EstablishmentをサポートしているSvenska Kyrkanスウェーデン教会へいったり、というスケジュール。


全体のインターンのスケジュールはこんな感じ↓

インターン期間: 20週

1週36時間のインターンと4時間の自習

月に1度大学へレポート提出

最後の週は最終レポートの完成と発表、オポーネントがあります。


Värmdö kommunのインテグレーション課のスケジュールは↓

月曜から水曜 8:00-17:00

木曜 8:00-19:00

金曜 8:00-13:00

午前午後各15分のフィーカ、1時間昼休憩

私は36時間になるよう適宜調整してインターンしています。


大学に提出するレポートに加えて、インテグレーション課にもレポートを提出しないといけないので思っていたより忙しくなりそうです。当然か。

頑張ります。Kämpa!!!!

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