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うちらクセ強いんよ

急に寒くない?

季節の挨拶砕けてみました。急に寒すぎでしょう。物には限度ってもがあるんです。いくら冬が好きでもこう急に寄ってこられたら困っちまうよ。暖かい毛布を出して、湯たんぽ出してと慌ただしく生活しております。

今日は先日受診した娘の主治医が良いこと言ってたんで、それを記事したいと思います。

私は紛うことなき名誉アスペルガーな訳ですが、娘は旧診断でいうと広汎性発達障害にあたるんですよね。
この二つの違いは色々あるんですけど、私と娘の場合は幼少期に言葉が早いか遅かったか。これが私たちが袂を分けた要因の一つです。(私早い、娘遅い)

まぁ今はまとめてASD(自閉症スペクトラム)という診断名になるので違いに拘らなくてよくなったんですけどね。

ただスペクトラム(連続体)とついた分、定型の人と繋がっている。一つの『個性』だとして捉えている方も増えた様に感じます。
私が発達障害であることを告げると慰めの言葉として「個性だよ」と声をかけてくださる方が増えたのも事実です。

娘の主治医も私と同じものを抱えている身なので2人で


個性て。こんな個性いらんわ。


という話になったのです。

ありのままに生きてたらあちこちでトラブルまみれの嫌われ者なんですけど。痛い思いしてこれではいかんと少しずつ直して今これな訳で…。

これまでの苦労を「個性だよ٩( 'ω' )و ⭐︎」というポジティブな言葉で片付けられても腹が立つし、「個性だからうちの子はありのままでいいんだ!」と該当児への指導を怠っている親にも腹が立つ、と。

障害は個性ではないんですよ。きちんと診断基準があり、それら全てに当てはまる場合は障害なんです。

そういった話を主治医としている時に、主治医が「個性って都合のいい言葉ですよね。僕それ嫌いだから癖(くせ)って言葉使うようにしてるんですよ」って言ったんです。

ありのままの個性よりも癖。癖なら悪いともいいとも取れない。そして癖なら自分の意識や周りの働きかけで直していけると。

すんげぇな先生。癖。私がずっと待っていた言葉はこれだよ。最後のパズルのピースがぴったりはまった気分。

悪い癖は治していかないと、僕らみたいに困るでしょって笑いながら言う先生につられて笑う私。あははは。思い当たる節多すぎて困る。

アスペルガーが2人。次世代への希望を感じながら過去の傷を舐め合っとるわけですよ。

客観的に見ると言う事が苦手なASDの癖。それが強い私と娘。
今度は他人からはどう見られるか考える癖を身につけていけばいい訳です。

お隣さんから不思議な果実をもらって来た娘


受診から数日「癖か…いい言葉やなぁ」とまだ余韻に浸っとる毎日というお話でした。

癖かぁ…。いい言葉やなぁ。




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