2024/12/29(日) 年末、変わりゆくものに思いを馳せる。
一年間毎日続けたnoteの日記をやめて一月ほど経つ。
しばらくは解放感があったが、だんだんとまた何か書きたくなってきた。
人間というのは「自分語り」がしたい生き物なのだとしみじみ思う。
また冬が来た。
寒い日が続く。
今年は年末年始の連休が長いという。
暖かい国へ旅行に行く人も多いだろう。
我が家では毎日、音楽番組の特番が流れている。
3時間4時間5時間、だいたいどの番組もほとんど同じ歌手、グループが出て同じ歌を歌い踊っている。
韓国語と英語と日本語のちゃんぽんで歌うグループも多い。
世の中、流行りモノもどんどん変わる。
60過ぎて、僕はますます「方丈記」みたいな気分になってくる。
「ゆく川の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず・・・」という文章を初めて読んだのは、
藤子不二雄の「トキワ荘物語」に引用されていたもので、僕はまだ小学生だった。
その後、中学の国語の時間に鴨長明という人の作品だと知る。
10代のこどもでも、世の中の無常について感じる心はある。
また実際に、テレビの中で歌ったり踊ったりしている人たちも、自ら流れの景色を作りながら、
それを見ている岸辺の人たちの顔ぶれの移り変わる様を見ていることだろう。
街ではお正月関連の商品が今年も店頭に並んでいる。
年始の行事の文化はいつからあるのだろうか。
これも変わらないようで、材質やなんかが、プラスティックになったり時代と共に移り変わる。
紅白歌合戦の歌手も音楽の傾向も変わる。
裏番組も変わる。
形があるから変わるのだ。
では形のないものはどうだろう。
形のないもの?そんなものがあるのだろうか。
それこそ、ひとときも止まること無く変わり続けるものではないだろうか。
それはいったい何だろうか。
それについて、来年は考えて行きたい。
バッテリィズに「働けよ!」と言われるかもしれないが。