【映画感想】ヴェノム:ザ・ラストダンスを観た【ネタバレあり】
スパイダーバースの続きを待つ男、鯖の味噌煮です。
あらすじ
地球外生命体であるシンビオートであるヴェノムをその身に宿すエディ。彼らの内にあるコーデックスを狙い、シンビオートの創造主である邪神ヌルの手先が襲いかかって来る。一方、エリア51の地下にある研究施設では極秘にシンビオートの研究が行われており、ヴェノムとエディに目をつけていた……
評価と感想……というか愚痴
いやーすんません、今回星1⭐️ですねー。1作目は好きだったんですけどもねー……
ストーリー運びが乱暴ですし、話の筋がとっ散らかっているというか……なんか全体的にノリきれない雑さがあるんですよねー。シンビオート全員集合!のところも好きっちゃあ好きなんですけども、ほんっとどうでもいいモブキャラたちにシンビオートがくっつくだけなんでどうアツくなればいいんだと。いっそあの家族にでも取り憑いてればアツい展開だったかもしれない。しかもかなり雑に死ぬし。いや、劇的に死なれても思い入れがないから困るけども。
敵もね……邪神ヌルじゃなくてその配下のモンスターが相手なんですよね。ほんと、モンスター、言葉とかは発しない化け物です。しかもどえらく強いときていて、物語後半に至るまでに傷を一つもつけられてない(バラバラにしても再生する)からずっとフラストレーション溜まりっぱなしなんですよ。もうなんやねんアイツらって感じです。研究施設の敵も襲いかかって来るんですけども、なんか無駄に人間ドラマ見させられるしでなんやねんアイツらって感じですよ。
その「なんやねんアイツら」の中で燦然と輝くのがヴェノムとエディのはずなんですが、まぁ、そのはいつも通りですよね、あまりにもいつも通りーーそれはいいんですけどもじゃああのラスベガスまで乗せてくれた家族はなんだ、あのバディの道中が観たいのにノイズにしかならないっすよ。
こんな映画でお別れなんかしたくなかった……いや、続きそうな雰囲気だったけども! もっとヌルとドンパチするところが観たかった……いっそ今回『インフィニティ・ウォー』並に絶望的なヒキにして後編でじっくりヌルと戦ってほしかった。もっとじっくりシンビオートたちの活躍を観たかった。
書いてて総統閣下シリーズのヒトラー並に怒ってしまいました。申し訳ありません。
この映画の原案にもなったであろう『キング・イン・ブラック』を紹介したいのでまたの機会にお会いしましょう。