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チョウザメってサメじゃ無いの知ってます?
皆さんおはようございます。
私が養殖しているチョウザメ
キャビアとしては有名ですが…
実は名前に鮫とついていながら
鮫では無いんです…
皆さんはご存知でしたか?
この記事ではチョウザメについて簡単に説明させていただきます。
1.チョウザメとは
・生態
・種類によっては海に出る物もいるが淡水魚
・約3億年前か地球に存在している古代魚
・現存する魚種の中で一番長寿150年生きる物も
・キャビアが高級な為、乱獲され絶滅の危機
・歯がない
・小さいうちはプランクトンやイトミミズ
大きくなると魚やエビ、カニをなどを食べる
・日本には明治の頃まで北海道に居た
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・チョウザメの種類
オオチョウザメ(Beruga)
コチョウザメ(Sterlet)
ホシチョウザメ(Starry Sturgeon)
ロシアチョウザメ(Russian Sturgeon)
シベリアチョウザメ(Siberian Sturgeon)
アムールチョウザメ(Amur Sturgeon)
シロチョウザメ(White Sturgeon)
アトランティック・スタージョン(Atlantic Sturgeon)
ベステル(Bester)
ヘラチョウザメ(American Paddlefish)
日本で最も多く養殖されているのはベステル種
オオチョウザメ(ベルーガ)のメスとコチョウザメ(ステルリヤージ)のオスをかけ合わせたハイブリットで、食用として改良された品種です。
食用でありながら観賞魚としての人気も高い
色や体型が個性的な個体が多く、白と黒のコントラストが特徴的なベステル。昼間も休むことなく泳ぎ回ります。
・成長速度が遅い
生態で記述した様にチョウザメはとても長生きです。しかしその反面成長速度が非常に遅く雄雌の判断が付くのは3年後 お腹を割いて判別します。
キャビアたくさん入ってるのになんで高いの?と質問される事がありますが
キャビアができるまでベステル種で7〜8年
ベルーガ(最高級品)の場合10年以上必要と言われて成熟に20年要する魚です。
・なんでチョウザメって言うの?
チョウザメは硬骨魚類に分類され、縦に5列並んだ硬いウロコ(硬鱗)が特徴。一列に並んだ硬鱗は蝶々が羽を広げているような形に見えるため、蝶鮫(チョウザメ)という名前が付けられました。
鮫と名前に付くのは日本と韓国のみ
海外ではスタージョンと呼ばれています。
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2.キャビアだけじゃない
・お肉も美味しい!!
アメリカやヨーロッパでは古くからキャビア以外も食材として知られており、白身で臭みがなく、コラーゲンやたんぱく質が豊富に含まれています。中国では皇帝に献上される魚という事でエンペラーフィッシュとも呼ばれています。
サメではないので肝臓があり、老廃物を体外に排出しているのでアンモニア臭もない
捌きたてと48時間後の食感が全く違い
捌きたてはコリコリとした弾力のある食感
48時間はトロッとした柔らかさと食感の違いも楽しめる
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・中華と油との相性抜群
中国でエンペラーフィッシュと呼ばれるだけあって濃い味付けとの相性が抜群
弾力があるのでエビチリでエビの代わりに使用しても良し
フライにして食べてもよし
魚のフライとイカのフライの中間の様な弾力あるフライになります。
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・生でも食べられる
チョウザメは皮膚が非常に硬いので細菌や寄生虫などが体内に侵入できず
また、完全閉鎖型の養殖で養殖される事が多く
生で食べる事ができます。
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・栄養素が凄い
チョウザメのお肉にはグルタミン酸やアスパラギン酸、アラニン、グリシンが豊富に含まれています。
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・飽和脂肪酸も豊富
EPA、DHAなど、動脈硬化の予防によいとされている高度不飽和脂肪酸は、いはゆる「青魚」に多いとされています。
しかし、チョウザメ(ベステル種)には、これが多く含まれています。
3.さいごに
長々とお付き合い下さりありがとうございます。
チョウザメは名前からまず鮫と誤解されやすいお魚です。
キャビアだけが一人歩きしてしまいその他の魅力に中々注目してもらえない…
私程度のブログではその認識を変える!!
ということは不可能ですが
この記事を読んで下さった方に
チョウザメの魅力が伝わってくれたら良いなと思います。
ありがとうございました。