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夏と読書と試合と

夏休み中の子どもと公園へ。
一歩家を出ると、むわっとする熱気。呼吸をするのも大変な気がする。暑さに気後れして、「まずは図書館行って涼んでから公園に行こう!」といきなり涼しい場所に逃げる提案。公園に行く途中に図書館があって良かった。図書館ありがとう。

図書館で借りた本。ランチのアッコちゃん / 無意識の植民地主義 / シランフーナーの暴力 / 人新世の「資本論」。2週間では絶対に読み切れない。

灼熱の太陽の下、滑り台やブランコで楽しそうに遊んでいる子どもを見ながら、ベンチに座って本を読む。座っているだけで汗が止まらない。

イソップ童話の北風と太陽に出てくる旅人のように、太陽と我慢比べをしているような気がしてくる(童話では旅人は服を脱いだが、家の近所の公園ではそう簡単に服は脱げない)。

こうなると読書もスポーツだ。麻雀もテレビゲームもスポーツなんだし、読書だってスポーツと言えるだろう。ということは僕はアスリートで、これは試合なのかもしれない。試合なら負けられないぞと思う。

でもあっという間に水筒が空になり、「もう帰ろう」と早々に降参する。ちょうど昼食時だったのと、一刻も早く涼しい場所に行きたかったので近くのバーミヤンへ。

麻婆豆腐とビール

試合後のビールは最高だ。
クーラーが効いた快適な店内。ドリンクバーでメロンジュースとコーラと何かを混ぜて茶色くなった液体を飲んでいる子どもを見ながら、改めて本を読み返した。
そんな日。

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