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社内DVだ!最先端の働き方の闇
怖い現実が目の前に待ったなしだ。
育休復職後、仕事が与えられない。
会社の配慮なのか、マネジメントの怠慢なのか、
はたまたマミートラックなのか、
いや、もうそういう問題ではない。
組織改編の通達後、
本社へ業務集約を進めるために、
「引き継げ!引き継げ!」と大号令がかかるものの、
引き継いだ後に、
与えられる仕事が分からず、
何をしていいか分からない、
とりあえず待っている社員が増殖中だ。
皆ザワザワオロオロしてるが、
私はこの半年、まさにそういう状態だったわけで、
やっと私の気持ちが分かってくれたのか、
と妙に嬉しい気持ちと、
マジでヤバいじゃん、という気持ち。
まぁ、どこか冷静で呆れてみている気分でもある。
組織改編の実況
あくまで私の憶測だが、
内勤業務をAIで賄う目途がつきつつあり、
本社で実装するために業務をとにかく本社集約して、
解雇もできない現場社員には、
とりあえず労働条件をステイで時間稼ぎしてるんだろう。
ただ、現場にはそんなことを言えるわけもなく、
収拾がつかない組織改編と業務分担変更で、
誰がどこに配置されているか、
もうそれすら分からない状態で、
混乱に混乱を極め、
部長クラスでさえももう何が起こっているかわからなくなっていた。
本社はAI化するまで雑用まみれで残業〇時間のブラック環境。
一方、現場は腑抜けの殻。
雑用でも何でも仕事がもらえただけありがたいと思えの世界だ。
私は一応本社所属になったが現場の駐在扱い。
ペーペーなので、とにかく情報は降りてこない。
ポテンヒットになりやすい都合のいいポジションだ。
私は理論上は、現場から仕事を奪う集約側のポジションではあるが、
今のところ、私の業務ボリューム自体はかなり小さい。
ただ、この業務内容で量だけ増やされても成長できず疲弊するだけ。
何をしていいのか分からず待たされる苦痛と不毛な雑用疲労を天秤にかけ、
雑用まみれの仲間には悪いが、今は、待たされる苦痛を選んでいる。
ゆるゆる仕事したい社員でさえも、
今回のこの状況は楽観視しにくく、
少々不安な様子。
ただ、社風なのか持ち前のポジティブさなのか、
「まぁ待っていれば状況は好転する」と信じている社員もまぁまぁ多そうだ。
私はその楽観性を見習いたい。
上司の言葉
部会で衝撃。
「もう解散です。なんかすみません。たった1年の部長生活でした。最後までグダグダになってしまいました。でもこれが僕の「自分らしさ」だと思っています。。。」
部長が自虐気味に半笑いで、最後の部会を締めていた。
飲み会で酔っ払ってヘベレケになって、
そんな僕も許してくれと言われたら、
それは笑って個性と認めるが、
本業の部会でそんな僕も許してくれと言われても、
厳しいものがある。
その部長の個性は、もっと別の光るものがあると思っているのに…。
部長は次長に降格していたので、
私はもうこれ以上責めないことにした…。
社内DVだ!
最後の悪あがき。
「性別的役割分業スタイルで生きてきた中年男性」の伝家の宝刀。
経済的保障と引き換えに、
妻に育児家事を丸投げしてきた逃げ切り世代よ。
安い育児家事代行サービスが出たら、
頑張ってきた妻を一蹴。
仮面夫婦で体裁を保ち、
決して離婚はしないが、
家庭の実態は、
引き続き妻に経済保障を認めるが、
家事育児はプロの代行サービス採択に意思決定。
これは合理的と言っていいのだろうか?
そういうことをされている気分だ。
下手ながら作った家庭料理も、
雑ながら頑張った掃除洗濯も、
分からないながら寄り添った育児も、
もうしなくていいから、
趣味でも好きなことして遊んでいいよ、
何したい?
離婚したいなら、それはそれでいいよ。
と言われたら、
相手はどんな風に感じるか考えたことがあるのだろうか?
会社と家庭は全くの別物なのだから、
この例えが適切かわからないけれど、
私は、社員にやりがいのある仕事を与えられない仕組みや構造を作る経営者は、DVと同じくらい卑劣で最低だと思う。
だからといって、素晴らしい科学技術の発展を否定するわけでもないし、
それくらいならリストラした方がいいと思っているわけでもないので、
今日も私は難儀なのだけれど…。
おそらく、こんなアホみたいな状態が持続可能だと思っていないので、
どこかで終止符が打たれ、
どんな形であれ安定稼働する日が来るとは思うのだが、
これはこれで、結構、しんどい経験だ。
とにかく、今は自分を信じて縁や運を待とうと思う。
私はというと
割と元気に生きている。
向かう先は、優しさと美しさを兼ね備えた女性。笑
傾聴で現実を変える。
職場に求めるものは、あたたかな繋がり。
社内では疑心暗鬼になりやすい。
でも、そんな中、
初めて話した人や、
久しぶりに話した人や、
最近ちょっと挨拶するようになった人ができて、
そこに感謝と喜びを味わうように意識しているから、
なんとかなっている。
新規事業の応募もしてみようかなと、
前向きにチャレンジの種も見つけようとすれば見つかるし、
転職の選択肢も持ちつつ、
天職のありかを自分の中に探して、育てて、大きくしている。
社内DVに耐えるのも、
新型の社畜。
うん、ある意味、真の社畜なんだろうな。
内心の感情は別として。
転職しても、
ある意味、10年以内にどこの会社でも迎える転換期に、
私は最先端に体験しているだけなのかもしれない。
そうであれば、はやく解決策を見出したい。
神様、
乗り越える知恵と仲間を授けてください。