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いい思い込みは自動的に人生を良くする
誰しも人生の中で、「思い込み」を味方に付けられるときと、「思い込み」に足を引っ張られるとき。というものがあったりします。
できれば味方につけて、ぶんぶんと軽快に人生道をドライブしていきたいものですが、そうはいかないことも・・・
ですが、思い込みに足を引っ張られているということに気づくことができれば、修正できますよね。
今日も例を交えながら、それに気づくプロセスにはこんなものがありますよ、ということを書いてみたいと思います。
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職業柄、セッション中に「香り」についての質問を受けることが多いのですが、先日、こう言われる方がいらっしゃいました。
「グレープフルーツの香りが嫌いなんです」
統計的に、柑橘系の香りが嫌いな方はあまりいないので、
(とはいえまれに嫌いな方いらっしゃるので、その方のお話は別の記事で書きます。覚えていたら。。)
「これはもしや?」と思い、よくよくその方のお話を伺うと、
「自宅にあるグレープフルーツのオイルの香りが苦手」なんだそう。
「グレープフルーツを食べるのも嫌いですか?」とお聞きすると
「いえ、大好きです」とのこと。
実はこれ、完全に矛盾していて、グレープフルーツのエッセンシャルオイル(精油)は、その皮を絞って採取するもので、皮をむいた時のそのままの香り。
グレープフルーツを食べるのが好きな人が、皮をむいた時の香りが嫌いなんてこと、99.9%ないことです。。
ではなんでこの方(以下Sさん)は、「自分はグレープフルーツの香りが嫌いだ」と間違った思い込みをしたかというと、
その答えは
「Sさんの自宅にあるグレープフルーツのオイルは偽物である。」ということでした。
なんだ、そんなこと?! と思われたかもしれませんが、こういうケース、めちゃくちゃ多いのです。
実際に、Sさんに私が渡した本物のグレープフルーツ精油を嗅いでいただきながら、会話の中ですっかりこの方と意見を同じくしました。
Sさん「いい香り。うちのと全然ちがいます」
私「それ、どちらで買われました?」
Sさん「え、どこかの雑貨屋さん・・・」
私「天然のオイルじゃなかったんでしょうね。。」
Sさん「そうですね・・・」
そもそもアロマテラピーは、
天然の植物から採取した「精油」というものを使って行うもの。
世の中には、「アロマオイル」という名の合成香料が溢れかえっています。それを知らないで使っている方のなんと多いこと。。
・・・でも、今日はそんなことが言いたいのではないんです・・・
つまり、「間違った思い込み」の根源となっているのは、「偽物」を「本物」だと思っていること。
そして、「本物を知らないから、偽物との区別がつかないこと」
知らず知らずのうちに、間違った認識を刷り込まれて、
「それが真実である」と思ってしまっている。
いやいや、なにを当たり前のことを。。と思われるかもしれませんが、
これが「自分自身のこと」となるとどうでしょう?
「自分はみんなと同じようにできないからダメな人間だ」とか「自分にはなんの才能もない」などという思い込み。
それって、誰に「思わされた」ことでしょう?
学校? 会社? テレビ?
みんな、悪気はありません。ないけど、言います。
「そんなこともできないの?」
「○○さんはあんなに優秀なのにあなたは・・・」
それは真実ですか?
↑で、「本物を知らないから、偽物との区別がつかない」と書きましたが「自分を知らないから、自分の偽物像との区別がつかない」んですね。
私がかつてそうでしたので、よーーーくわかります。
(もう、、これを書いてしまうと長くなるので割愛しますw)
で、最初に書いた「思い込みに気づくプロセス」というのは、
↑のSさんのように「人と話す」ということなんですね。
間違った思い込みを刷り込むのも他者ですが、それを解いてくれるのもやはり他者です。
人はやっぱり、人との関わりなしに自分を知ることはできないし、成長もないんですね。
間違った思い込みを解いてくれる人と出会うには
今まで興味のあったコミュミティに関わってみたり、やってみたかった趣味にチャレンジしたり。
関わる人や場所・物事に多様性をもたせることがおすすめですよ!
次の記事で、「いい思い込み」を自分に刷り込む方法を書いてみます。
最後までお読みいただきありがとうございます。
ではまた次回に!
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