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賃貸で憧れの壁一面マンガ本棚をDIY

紙派マンガ好きの憧れ、それはズバリ『壁一面本棚』。憧れをDIYで叶えちゃいました!

完全なるDIY初心者でも作れたので、誰でも頑張ればいけます!

設置場所を調べて設計図におこします

生活感あふれるありふれた賃貸物件の壁を本棚にします。

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この壁の高さ、幅、低くなっている部分の奥行などを図って、イメージを図に書き起こします。

こんな感じ。使ってみたかったので無料版のCADソフトを使ってみたけど、操作方法から躓いたので、普通に紙でいいと思います。

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これを元に必要な木材のサイズや本数を計算します。

マンガ本棚DIYでは定番のツーバイシックスとワンバイシックスで計算しました。実際のメモはこんな感じ。ホームセンターで売っている木材は長さが色々あるので、下見をしておくと計算がしやすくなります。

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今回使用したディアウォールという商品は、棒を突っ張ることで簡単に棚などを作れてしまう優れもの。公式では天井高から45mm短い木材の使用を推奨しているようなのですが、ほとんどのDIYレポートで40mmで行っている人が多いのでそちらに合わせました。

横幅は1mちょっと。本はとても重いので、荷重を考えると本当は60cmくらいに抑えて少し短くしておいた方がいいのだろうなとは思いましたが、柱4本になる手間とコストを考えて強行。

やばそうだったら将来的に裏から補強を入れようと思います。現時点ではそこまでの弛みはありません。

ホームセンターへ買い出しへ

近辺にホームセンターはいくつかあったのですが、ちょっとした工具を扱う小さめのホームセンターには木材の種類がほとんどありませんでした。きちんと見ませんでしたが、他の材料も多分揃わないと思います。

先程の木材は下見通りに購入してそれぞれお店でカットしてもらいました。長さだけきちんと伝えれば1カット10円程度でやってくれます。

それ以外にホームセンターでの購入品は次の通り。

○ M5ネジ:16mm(棚板固定用) 68本以上
棚受けの穴サイズとジャストすぎて入らないかと冷や汗かいたのでよく調べて買うことをおすすめします。少なくともM5よりは細くて大丈夫だと思います。

○ 呼び径 3.3mmネジ:35mm(柱板固定用)102本以上
大容量で売ってるので大量に余りました。

○ ディアウォール:2×6材用 3セット
壁紙に合わせて白でもよかったのですが、木を塗装するので、今回はダークブラウンを選択。

○ 紙やすり:#100,#240,#600
数種類で順に粗いのから徐々に細かいのへとかけていくために三種類買い増したが、大変すぎて#100しか使いませんでした。

○ ブライワックス350g:RUSTIC PINE 1缶
色もたくさんあるので迷いましたが、なんとなく自然なアメ色になりそうなこちらの色を選択。

○ スポンジ
ワックスを塗る用に大きなブロックになっているスポンジを購入しました。余ったのは今後の掃除で使います。

○ ビニールシート
いくらベランダと言えども、賃貸物件で塗料等が付着するのは嫌なので、大きめのものを買いました。

○ 水平器
柱を立てるとき等に使います。ディアウォールはつっぱり式なので垂直になっていないと怖い。

○ 曲尺
器用にまっすぐ線を引ける自信が無かったので買いました。

2×6材用の棚受け34本は、ホームセンターでは数が足りなかったのでAmazonで購入。到着まで数日かかったのでお気をつけください。

数日後、全ての荷物が自宅に配送されてきました

ホームセンターは運搬用の車貸し出しをしていたりしているので、それを利用してもいいのですが、今回は配送サービスを利用しました。

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対象エリア内なら購入金額と重量に応じて玄関まで全て運搬してくれます!重たい木材を積んだり下ろしたり運んだり一切しなくて大丈夫。今回の配送料なんと500円でした。

手ぶらで行って手ぶらで帰って来れるので一人暮らしにはありがたいサービス。これで準備が整いました。

ブライワックスを塗っていきます

いよいよ実際の作業ですが、今回は木材をブライワックスを使って木の色を出していきます。

工程としては全ての板で、やすりがけ→ワックス塗り→乾燥→ワックス塗り→乾燥→ブラッシング→磨き、の流れです。

この工程がなかなか果てしないので本来なら数種類でかける予定だったやすりがけを1種類で諦めてしまいました。諦めていなかったら腰と腕が次の日動かなかったかもしれません。英断。

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さっと1回目の塗りでこのくらい色が出ます。せっせと全21枚の板を塗ること丸3時間。2回目の塗りまで完了です。

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そこからさらに約1時間半をかけて、ブラッシングと磨きをしていきます。

家にあったたわしで全体を擦ったあと、いらなくなったTシャツを破いたものでグイグイ磨いていきます。この工程をしないと、色ツヤが出ないだけでなく、ワックスが付着しやすい状態のまま室内に持ち込むことになり、危険です。

板を置くスペースに新聞を敷いたら、棚受けを取り付けていきます。棚板の厚さ約19mmを考慮して、青年コミックが問題なく入る高さで220mm間隔にしました。

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生粋の不器用なので、指にドライバーがねじ込まれること数回。ようやく完了です。今回新聞紙だけしか敷いていませんが、あわや床にドライバーが刺さるという場面が何回もあったので、本来は段ボールを敷くなりすべきだと思います。

壁面に取り付けます

ここでようやくディアウォールの登場。先に天井側の位置を決め、支点にして床側をスライドさせるとうまく入ります。天井側をスライドさせるとおそらく天井の壁紙がずれて剥がれます。

まっすぐ立っていると思っても意外と斜めになっていたりするので逐一水平器で確認して調整します。

ここまでで夕方になってしまったので、騒音にならぬようここでストップ。棚板を一旦置いてみただけですが、一気に完成が近づいてきました。

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棚板を取り付けていきます

あとはひたすらネジを止めるだけ!のはずだったのですが、ここからアクシデント続きで大変でした。

1. 電動ドライバーの長さが棚の高さより長いので、まっすぐ構えられない。
2. 確認不足で太いネジを買ってしまって、少しでもズレると棚受けの穴に入らない。
3. 譲り受けた電動ドライバーが動かなくなる。
4. 最下段狭すぎて取り付けが困難。

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脳みそがクラクラするほど疲れましたが、苦節数時間、、、!ついに。

完成!!!

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とてもいい感じに仕上がりました。大変だったけど、色も塗ってよかった。

大体一段に65冊くらいは入るので、1000冊くらいはおける計算に。実家預かりとなっているマンガ達を持ってくるか悩みどころですが、ひとまずすぐに全部が埋まることはないでしょう。

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大判コミックは最上段。

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マンガを買ってこの本棚を埋めていく楽しみができました。

実際の作業時間だけで言えば、ほとんど一人でやって1日目8時間、2日目3時間くらいかかりました。人手があれば格段にスピードアップすると思います。

費用対効果は果たして

DIYといえど、この大きさのものを作るとなると金額もそこそこかかりました。正直「このお金でマンガ買った方が良かったのでは?」「電子書籍のスペース取らなさ革命的だな」などと考えてしまいます。

さて気になるその合計金額は、

43,190円!!

本棚の種類によっては買う方が安く済んでしまうかもしれませんが、大変だったけど作業自体はやりがいがあったこと、理想の本棚になったこと、単純に作ってみたかった。というニーズを満たしてくれたので、良い出費だったかと思います。

とはいえ、天井の高さがかなり重要になってくるので、引越しの予定とかが直近にあるとかだと再利用が難しくなると思います。

最後に:DIY初心者的しんどかったことリスト

・そもそもメジャーを持っていないので正確な長さを測れない。
・この天井、ディアウォールとかラブリコとか使えるのか。(天井低くなってる部分が梁だから大丈夫だった。)
・ホームセンターから木材どうやって持って帰ろう。貸出車両?レンタカー?(配達なんて発想になかった)
・ネジの種類多すぎて意味わからない!
・賃貸マンションのベランダで木材塗装ってできるのだろうか。室内でやるべき?
・オイルとかワックスとか種類が多すぎる。その上それぞれバリエーションも多すぎる。
・本当にネジをまっすぐ打つの難しい。指に刺さって痛い。
・塗装が壁紙に移ったらどうしよう。(ディアウォールの厚みがあるので壁には触れなかった。)

ぜひ作ってみてください。

こちらの記事をとても参考にさせてもらいました。

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