【パニック障害】精神疾患もちの毎日は一進三退
パニック障害を患って(残念ながら)もうすぐ10年ほどになるが、10年目にもなる今が、1番毎日の状態が悪い。悲しい。
発症のことから振り返ってみる、自分の記録。
✩2014年(高校3年)
センター試験。学校全体が近くの大学を会場に振り分けられる。
道中は普通の受験生と同じような緊張具合だったと思う。
1週間後の私立受験会場への電車内で始まった。
突然の吐き気。降車してトイレへ駆け込むものの何も出ない。心臓の鼓動がすごかった(この頃は動悸という言葉は知らなかった。)
ベンチに座って休むも、治らなかったので母親へ連絡。
ふつうの(?)体調不良を疑い帰宅。
その後の私立校・1か月後の国公立受験も同じような状態だった。
起床時点で吐き気と動悸がすごい。食べ物を受けつけなくなる。
受験会場に母親が付き添ってくれるが、体調は良くなかった。
たまたま受験していた大学に大きな病院が併設されており、受診。
大学受験にきたはずなのになぜ、病院の待合室にいるのか悲しくなって大泣き。
総合診療科か総合内科かどちらかに回された記憶がある。
検査をするもどこも異常なかった。
精神科の受診を勧められ、同じ病院の精神科の受診予約をする。
受験できた大学もあったが、合格できず、浪人。
のちに受診した精神科で起立性調節障害と診断される。
受験生だったのに夜遅くまで勉強をしていて体内時計のリズムも狂っていると思ったし、自律神経も弱かったのでまあ、この病気なのだろうと納得する。
メトリジン(起立性低血圧の改善のため)とナウゼリン(吐き気止め)を処方される。
翌年は最初から受験会場に母親が付き添ってくれたおかげか、受験でき、みんなより1年遅れで大学生となる。
✩2016年(大学2年)6月
特に大きな症状もなく毎日大学へ通っていたある日。
週5の1-5限通学+土日含めた扶養ギリギリまでシフトをいれたバイト+隙間で必死にやる終わらない課題たちというコンボに疲労を感じていた。
平日は25時に帰宅して、6時起きで大学に通う毎日。どう考えても詰め込み過ぎだった。
また、電車に乗れなくなった。大学の1限は、通勤と通学生で満員。ホームに並ぶだけで呼吸ができない。すでに超満員の電車がホームに滑り込んでくる。この電車に乗らないと大学に行けないの?
忘れもしない6月2日、ホームの隅で過呼吸を起こしたわたしは、命がけで家に帰った。
その後身体が動かなくなって1週間ほど大学へ行けなかった。
今まで無遅刻無欠席だったわたしが突然、講義も課題も出さなくなったことを1人の先生が気づいてくれた。
(今となっては、体調不良である教務部に伝えるなどして対応を仰げばよかったと思う。でもあの時はそんなことにも気づかなかった。)
正直、このときのことはあまり覚えていない。思い出したくない記憶だから封印されているのかな?
前期セメスターが終わる時だったため、テストにレポートにてんてこ舞いで、動かない頭と身体を動かして全てこなした。
単位は全部取れた。今思い返してもすごすぎ。
夏季休暇に入ったのでほとんど家から出ずに過ごす。
地元の精神科にかかり、(直接明言はされなかったが)パニック障害と診断される。
外出する動機付けのために毎週金曜日に通院の予定を入れられる。
家を出ざるを得ない環境のせいで?おかげで?這ってでも通院していた。
内服でジェイゾロフトが出たが、吐き気が強い(嘔吐恐怖もちなので)ことにより勝手に内服中断。
コンプライアンス悪すぎだったな〜〜。
しかしその時は、精神科の薬飲んだら吐き気で余計動けなくなる!!と思った。
大学が休みであることも功を奏しえ、気力を充電でき、2か月くらいで体調が徐々に戻ってくる。
夏季休暇明けに大学に相談すると、実習先は家か大学から近いところにする、という配慮をしてくれた。
そのため頑張って、気を張って、大学に通い、実習をし、国試を受け、無事看護師になった。
✩2022年(社会人4年目)8月
春過ぎから身体は壊れて始めていた。
夜勤中に突然ふわふわしためまい、耳閉感、吐き気が襲ってきた。仕事を終えて家に帰ったあとも、めまいが治まらない。
近くの耳鼻科に駆け込んで、めまい止めの注射を打ってもらいながら働き続けた。
季節は移って、初夏。わたしの嫌いな6月がやってくる。
仕事を終えて帰宅すると毎日涙が止まらなかった。なんで泣いているのかもわからなかった。
食べ物も喉を通らなくなった。ペットボトル1本の麦茶と、こんにゃくゼリー1パックがわたしの1日の食事になった。体重が5キロ落ちて、仕事着がブカブカになり、周りの誰がみても異様な痩せ方をしていた。
再々度、電車に乗れなくなって、朝起きれなくなって、適応障害と診断されて、休職することになった。
1年半療養した。適応障害の症状はほとんど良くなった。
でも、今度はパニック障害の症状がわたしの中を占めるようになった。
復帰できないな、と感じたため、小学生からの夢だった看護師を退職した。
✩2024年(現在 退職半年)
今の症状としては
①吐き気→嘔吐恐怖症のためパニック発作
②めまい(これが他既往のメニエールとの判別がむずかしい)→気分不快からのパニック発作
と、まあ他似たようなパターンもありながら上記が多い。
死なないことがわかっていてもなかなか難しいよね〜!
10日ほど前に、いつもいく図書館で突然のめまいと吐き気、しかもここ1年で1番つらい吐き気がして、動けなくなった。
歩けない、薬を飲んだのに動いたり喋ったりしたら吐きそう、誰も助けてくれない、いろんな恐怖に襲われた。
その記憶が鮮明に繰り返されて、今、外出もできない。
あんな近場の、いつもいく、慣れ親しんだ場所で大きい発作が起きた。
もしバスに乗っていたら?遠出した先だったら?
どんどん恐怖に変わって、家から乗り継ぎが必要なため、精神科に通院もできていない。(これは良くない!家にある薬がもうすぐなくなる。)
10代のころは発作で死にそう(でも死なない)なことが怖かったけど、今は外でなにか粗相をすることが怖い。
大学生の頃、薬に頼らず自己流の曝露療法で無理やり治した感じから?今になって悪化したのか?
今となっては何が悪かったのか分からない。
自分自身、認知のゆがみも大きそうだなあと思っている。検査を受けたり心理士さんのところへ受診したり、そういうのが必要そうだけど、そもそも外に出られないだよな!!そのせいで何もできない。
わたしの症状記録。いつか笑って読み返せるように。
早く良くなあれ。