教育には学校、家庭、民間、それぞれのタスクがある。だから私は起業した。
こんにちは!
去年の3月に大学を卒業して、京都から滋賀県の長浜市へ移住し、民間教育企業(合同会社andstep)を友人と起業しました。さなです!
今は、小学生向けの体験教室(探求の前段階)や体験から学ぶフリースクールを運営しております。
新卒1年目で、難しいビジネスと言われている「教育業」へ手を出した我々ですが…長浜市の皆さんをはじめ多くの方に支えていただき、助けていただき、なんとか1年半長浜市で暮らすことができました。
ビジネス自体はまだまだ軌道に乗っておらず、ヒヤヒヤする日々が続いております。
ここでもう1度「私たちがなぜ起業をしたのか」「私たちが実現したい社会は何か」を自分で振り返り、お世話になっている皆様にも知っていただきたい!と思った為久しぶりにnoteを開きスタバで殴り書きをしております。
みんなの個性が認められる社会を教育で作りたい
夢と挫折
小学生の頃から音楽系の仕事につきたかった私は、自分の才能のなさや運に負け高校3年生の春に大挫折をしました。
10年以上追いかけた夢に終止符を打ち、「人を幸せにできる仕事につこう」と決めたのがちょうどこの頃です。
東京の小中高を卒業し、親戚とのご縁で京都の大学へ進学しました。
私は小学生の時から、地元の合唱団へ所属し大きな舞台で歌ったり、仲間たちと泣いて笑って歌う青春を送りました。
高校2年生ではウィーンの国立歌劇場で歌わせていただく機会を頂戴し…
うまくいくことばかりではなかったけど、充実した幸せな時間を過ごすことができていました。
私も小学生がたくさんの特別な体験と出会い、大人になっても思い出して元気が出るようなそんな場を作ることのできる大人になりたい。
そう思い、教育系の大学へ進みました。
大学3年生、コロナ禍。自分を見つめ直すきっかけに。
そんなこんなで大学3年生になり、コロナで外出ができず、ボランティア活動にも参加することができなくなりました。
じっとしてはいられない。
自分を見つめ直す大きな機会になったコロナ禍。
このまま敷かれたレールを歩き、それなりに先生になって、結婚して…
これが、大挫折をしてまでの描きたかった未来なのか…?
違うな。
私がしたかったことはこれ。
多動力(?)教育コミュニティを作りました。
いてもたってもいられなくなった私は、夜中中パソコンをたたき人生で初めてのホームページを作りました。
ホームページを作ってから、大学の友達に自分の想い、この団体で実現したい社会について話しました。
やろう!一緒にやりたい!
これがuniqueという教育コミュニティの始まりです。
教育コミュニティを作って出した結論
教育コミュニティでは勉強会や交流会を定期開催
教育コミュニティuniqueでは、100人いたら100通りある教育の価値観や、想いを対話するオンライン勉強会や交流会を、毎週のようにを開いておりました。
基礎学力は何をするにも必要である。
ただ、変化し続ける社会を生きていくためには「生きる力」も必要である。
何か自分の好きなことや得意なことがあると、生きがいを持って生きていくことができる。
どれも人が生きていくためには必要な力で、これらの力を伸ばす教育の場が欲しい。
学校教育に求められていること
学校教育は「学習指導要領」という決まり事があり、何年生でどこまで勉強を進めなければならないかが記されている。
また、日本中どこへ転校しても学びを継続させることができるように、ある程度教科書に沿った深度で決められたことを、クラス全員がわかるように教えることが1番の仕事。
学校教育は基礎的な学力や人と関わることを学ぶ、素地を身につける場所だと私は考えます。
家庭教育に求められていること
家庭教育は、各ご家庭によって全く違うのでなんとも言い難いですが…
お箸をしっかり持つ。街中で誰かに出逢ったら挨拶をしよう。朝起きたら歯磨きをしよう。髪の毛はしっかり洗おう。整理整頓はしよう。宿題は頑張ってやろう。
みたいな、いわゆる人間力を身につける場かな…と
家庭教育の中で、読書の習慣があるご家庭の子は物知りで学びの意欲が高いな…とか、各ご家庭の教育方針でお子様の個性が見え隠れするのでとても面白いです。
じゃあ、民間教育は?
民間教育に求められていること
好きなことを好きと言えたり、得意なことを見つけたり、人との関わりの中で自分を確立したり、感動したり、悔しかったり…
自分で考える力、コミュニケーションの力、創造する力、個性をぐんぐん伸ばす
そんな「情操教育」だと私は考えます。
わくわく生きる人がいっぱいの社会
上記の結論は今の社会で考える、今の私の持論です。
もちろん、社会や考え方が変われば上記の結論も変化し続けるでしょう。
小学校の先生を選ばなかった理由
私が小学校の先生(学校教育)を進路として選ばなかった理由は、タスクへの興味と違和感です。
私はたくさんの特別な体験と出会い、大人になっても思い出して元気が出るようなそんな場を作ることのできる大人になりたい。訳ですから、一見どこのタスクも当てはまっているようですが…
1人ひとりのuniqueさ(個性)をもっとイキイキ、ワクワクさせたいという野望があります。
現状の学校教育ではそこまで教員に求められていないのかな…教育実習を経て感じました。
人の人生の1ページに大きく関わることのできる、天職でありながらリスキーな教育。
どのタスクにチャレンジするか…重要な分岐点だと感じました。
私が大挫折をしたあの時。
大挫折も、人生の1ページとしては最高のページです。
悔いはありません。
(いつかはスーザンボイルのように、もっと歳を経てから才能を開花させてやろうとメラメラしていますが…)
学校ではできない、お家でもできない、特別な体験の中から個性を見つけ生きがいを持って生きていくことのできる人をいっぱいにしたい!
そんな想いから弊社の代表(中井)に声をかけ、団体を発足し、コミュニティを作り、移住して、お教室を作り、フリースクールを作り、会社にしました。
andstepの教育
体験から好きを見つける「体験教育」
ステップラボという体験教室を立ち上げ運営しております。
ここでは、たくさんの体験の中から「自分の好きなこと」や「得意なこと」を見つけるきっかけをつくることを目標として、教育活動に取り組んでおります。
広く知る。やってみる!
失敗も成功も体験した中で、「あぁ楽しかった!」「最高!」
と思うことのできる講座を週に1〜2回企画して開講しております。
この夏は立ち上げ初月の去年に比べ10倍もの方々が参加してくださり、地域の方々の協力のもと、特別な体験をたくさんつくることができました。
これからも、「自分の好きなこと」や「得意なこと」を見つけるきっかけをつくる場としてアップデートしていきます!!
次のチャレンジは好きをもっと深ぼる探求教育
ステップラボの場をアップデートしながら、弊社(andstep)がやるべき教育活動は「好きをもっと深ぼる探求教育」だと考えます。
ステップラボの参加者の中には、発電の講座から「SDGs」に興味関心を持ち
「お父さん。SDGsについてもっと知りたいんやけど、どうやって調べたらいいかな?」
と声が上がったことがあります。
お父さんはSDGsの本をたくさん買ってくださったそうです!!(素敵!!!)
この興味関心が芽生えた新芽に水と肥料を撒ける「探求教育」を実現したいです。
〇〇博士が多発しそうで、今からわくわくです!!
私たちの目指すゴールは学校をつくること。
体験や探求を軸として教育活動をしている我々。
最後は学校を作ります!!
基礎学力をつけることに加え、学校の中で好きなこと・個性をぐんぐん伸ばすのことできる超体験/探求型の小学校を街中に作りたい。
先生は街人。
その道のプロを見て、プロに学ぶ。
教室を街中に点在させて、教室移動は街歩き。
教室移動中に街の人が「おはよう!次はなんの授業や?」なんて聞いてくれる。
こんな学校を作りたいです。
そのために、私たちは私たちなりの体験教育、探求教育を確立させて、地域に馴染み、地域に貢献し、andstepに通う子供たちは個性的で面白いなぁ。原石だな。と言ってもらえるような、オモシロイ教育企業を目指します!
まとめ
今回は、「私たちがなぜ起業をしたのか」「私たちが実現したい社会は何か」についてお話しさせていただきました。
こんなにも長い文章を最後までお読みいただきありがとうございます🙇
泥臭く地を這いつくばって少しずつ前に進んで参ります。
今後とも応援、ご支援よろしくお願いいたします🙇
弊社の代表(中井)もnoteを始めたようです。
こちらも是非是非見てみてください😊
それではまた!!!!
| 合同会社andstepへお問い合わせ
☎︎080-4195-2764(さわ)
✉︎and.step.1212@gmai.com
| 体験教室ステップラボ
| 体験型フリースクール「ステップスクール」
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?