「部長って何だ!」(丹羽宇一郎)の解説
表題のとおり、「部長って何だ!」の解説をします。
解説といっても、30分ほどで速読した内容について、本の内容を逐一説明するのではなく、本の内容に沿い個人的な解釈や分析を簡単にしていきます。
まずは、なにより・・・
著者の伊藤忠での仕事人生がほぼ反映されてる内容でした。
それでは、ポイントを2つにまとめてお伝えします。
①管理職たるもの公私に渡って部下を観察すること
【本の内容】今どき部下のことを知ろうとするおパワハラだと言われてしまうリスクがある。ただし、本当に部門の運営を正しく行おうとすると、部下のことは深く知る必要がある。そのために、自費ででも飲みに連れて行くことが重要とのこと。ただし、安い近所の居酒屋で。そうすることで、プライベートでは部下の子供の誕生日や奥さんの体調まで把握し、さりげなく声をかけ気にかけてもらってる感を演出できる。仕事ではキャリア観を聞けて、配置においえ中長期で役立つ。
【分析】管理職とはいえ、自分の時間やお金、家族を考えるとなかなかできない。しかし、昭和的ともいえるマネジメントはとても理にかなっていると思う。なぜなら、人を知るためにはプライベートまで開示できることは必須であり、そのための機会の確保は飲み会ぐらいしかないのが現実だからである。ちゃんと部下に受け入れらる(=パワハラだと思われない)ことが腕の見せ所だが、組織運営の要諦である。ただコロナ渦において、飲みにいきづらなくなった現状ではどうすればよいか?それは・・ランチ、就業後に会議室で話す等話す機会は創れると思う。かえって飲み会よりビジネスライクで部下からしたら話しやすいかもしれない。最後に個人的にだがオンライン飲み会は距離感が遠くあまりオススメではないと思っている。。
②圧倒的に勉強し続けること
【本の内容】著者がアメリカ駐在時代、同い年のエリートアメリカ人の自宅に招待された際に、書斎に山のように本や仕事の資料が積んであったとのこと。それを見て、かねてよりアメリカ人は早く帰り家族との時間を楽しむことのためだけに早くに退勤してると思っていたが、勉強のためでもあると気付かされる。そこから、著者は睡眠時間を削ってでも仕事で必要な勉強は当然、その他の教養についてもインプットの時間を取ることになる。
【分析】勉強めっちゃ大事だということ。それもインプットすることは当然ながら、アウトプットの機会が大事。著者はセミナーや新聞へ飲み投稿を自ら進んで行ったという。このアウトプットの機会があるからこそ、インプットも促される。さらに、期限を決めるということごキーとなる。YouTube大学の中田さんも仰ってたが、本を読めるコツは期限があること。そのため、嫌でも読んで吸収ができる。著作がそれを意図的に行ったかは分からないが、結果効果的なサイクルが出来上がってたと思う。そして、その大前提として、睡眠時間を削ってでもやってやるという気概。大いに参考になると思う。
以上です。
読んだことある方はどんな着眼点で何を考えましたか?
読んだことない人は、【本の内容】からどんなことを考えましたか?
一緒に思考を深めていければと思っております。ではまた次でお会いしましょう!