目指すは、365日ランナー
「継続は力なり」という言葉がある。
コツコツと続けることで力がついたり、塵が積もって山となることは、今までの経験上よくわかっている。
例えば、ソーシャルゲームやアプリに毎日ログインすることで、数十日後には「石」やポイントがたんと溜まっていたりするわけだ。
私は、この「毎日コツコツ同じこと」とか「毎日少しずつ進める」ということがどうにも苦手な「短期集中型」なので、ゲームの石もアプリのポイントもなかなか貯まらない。
そんな私が現在コツコツと続けていることが、noteの投稿である。
現在は連続29日、過去には連続64日投稿することができた。
これは、気分屋の私にとっては驚くべき所業なのである。
続けること、といえば、『論語』の中に「無倦(むけん)ーー倦(う)むこと無かれ」という言葉が出てくる。
「飽きることなく続ける」という意味で、弟子が孔子に政治の心得を尋ねる場面で登場する。
孔子は、その質問に「飽きることなく続けること(または、途中で嫌気を起こさないこと)」と答えている。
インターネットで調べると、中国文学者である吉川幸次郎氏が次のように解説していた。
「就任のはじめには、意気込んでやっていても、すぐだれて来るのが、凡人のつねである。情熱の静かな持続こそ、政治の要諦である。」
この「情熱の静かな持続」という言葉が心をくすぐってくる。
この言葉は、政治だけでなく、仕事や子育てにも通じるところがあると思うのだ。
数年前、職場の研修で「無理なく、手を抜かず、継続すること」の大切さを説かれたことがあった。
講話の中で特に強調されたのは、「継続すること」だ。
継続するためには無理は禁物で、継続の効果をあげるためには手抜きは禁物なのだと、数年前の私は理解した。
理解したからといって、できるわけではないのがつらいところだ。
結局、「無理なく」の範囲を見誤って、続けられなくなったり、手抜きが生じてずるずるとやらなくなってしまったりしたことがたくさんある。
まずは、「無理なく」の範囲を正しく測れるようになりたいと思う。
その上で、自分でラインを定め、それを下回るような手抜きをすることなく、続けていける人になりたい。
そうすればきっと、教師としても母としても、子どもの成長をしっかりと支えられる存在になれると思うのだ。
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