踊る大捜査線THE MOVIE2 レインボーブリッジを封鎖せよ!の感想。
2016年にpixivに上げた感想を、こちらにも上げてみる
今は2024年。
4月頃から見返してまた熱が上がってきたので、今思ったことも混ぜて、ちょっと書き直してみようと思う。
踊るに、そして青すみにハマったのは言うまでもなくこれ。
そういう方、結構多いんじゃないかと思います。
だって青すみ率ハンパないもんね!!!
それまでの私の踊るに対して持ってた知識はこんな感じ。
・ドラマ?SPドラマ?知らん
・MOVIE1は何となーく観たことある
・事件は会議室〜のやつだよね
こんな感じ。笑
当時確か、連ドラとSPドラマが再放送されていたので、それを見て「何これめっちゃ面白いやん」ってなって。
再放送で全部見たのに更にレンタルもして何回も見て、どんどんハマっていきました。
この頃はまだ学生だったから、そういう時間も取れたんよね。
MOVIE1もテレビで放送したのを初めて最初から最後まで見て、例の名言を聞いて「あ、この台詞こういう流れで言うんだ」って知りました。
では以下、本編の(というか青島くんとすみれさん寄りの)感想を。
台詞は多少間違いあるかもしれません。
SATの訓練シーン
このときの青島くんめっちゃ楽しそう。
いたずらっこみたいな表情が何ともたまりません。
こういう戦いごっことか子供の頃から好きだったんだろうなぁ。
上から甲板?に降り立ってニヤッてするとこいいね。かっこいい。楽しんでる。
そしてすみれさんが囮になるときのあの服装なんですか。
肩めっちゃ出てる!!きれい!!何かエロい!!!
けしからんもっとやれ。(おい)
あれはすみれさんが自らやるとは言わないだろうから、青島くんが提案したんでしょう。
で、発案しといてヤキモチやいてそう。
OP
前作が目のアップで、今回は手のアップ。
すみれさん・・・というか深津さんの手がほんと綺麗。
MOVIE1はどちらかというと「可愛らしい」印象のすみれさんですが、2からはちょっと髪が伸びて細くなって、突然「綺麗」になったなぁと。
あの逆再生?みたいなやつ好き。踊るはOPのクオリティまじで高いと思う。
もっとこう、シャキっとした事件ないんすか!
事件に大きいも小さいも関係ないと言っていた青島くんから、まさかの事件を選り好みしてるような発言。
前作から5年。
空き地ばっかりだったお台場は、すっかり建物が増えて観光地となっていて、人もたくさん訪れるようになり、昔とはすっかり変わってしまいました。
そして青島くん自身にも、5年の間で仕事にも慣れたのかちょっと初心を忘れているような変化が見られます。
これ、DVDのコメンタリーで知ったけど、青島くんの事件に対する反応の仕方にがっかりする人多かったらしいね。監督たちとしては、のちの展開のためにこういうちょっと変化が起きてる青島くんを描いてるのにって。
まあ、前作から5年経ってるし、期待も大きかっただろうし、当然かも。
エレベーターシーン
室井さんに呼ばれ、地下へ向かうとき。
「今度の管理官ってえらそうなんですってね」
「彼女も辛いんだよ」
「綺麗だからって同情しないの」
「違うって!」
すみれさんヤキモチですかそうなんですね。
このシーン、確かBAYSIDE SHAKEDOWNではカットされてるんですよねぇ。
もったいな!いるよこのシーンは!!
ちなみにノベライズでは、囚人たちがすみれさんに対して卑猥な言葉をかけてて、それを青島くんが鋭い目で制したって書いてました。
…なぜそれを描かない!せっかくの青すみシーン!!
監視モニター
このシーン、二人は本当にモニターの映像を見て演じているわけではないと後から知り、ほんとすごい役者さんだなぁと思いました。リアルすぎるわ。
ここで署長の不倫相手の話になります。
「すみれさんも、捜査線上あがってる」
「あたしは年上興味なし」
「あっそ」
この「あっそ」っていう言い方がいい。ちょっと嬉しそうっていうか、安心したって感じ。でもすぐあれ?ってなる。自分も年上なんだけど…みたいな。
「…すみれさんって、年下好き?」
「年下っていうか…精神年齢が低いっていうか」
いやそれもう青島くんのことですよね!?何ですかこの駆け引きは!!
「あー・・・いる。いつまで経っても大人になれないようなやつでしょ」
鈍感か!!!!!笑
このあとすみれさんが、あんたのことでしょって言わんばかりの表情で青島くんを見て、青島くんが視線に気づいてすみれさんを見るけど、すみれさんはすでにモニター見ててっていうこの目が合いそうで合わない絶妙な感じがいい!!
文章じゃ伝えにくいので見て!!!
ここのやり取りはほんと、織田さん深津さんの演技力が光ってます。
この二人じゃないとできないシーンだよなぁ。
夫婦?
監視モニター室から戻ってきた二人に、和久さんが「二人で朝帰りかぁ?」なんて声をかけます。
「え?」
「うふ」
「うふじゃないでしょ」
すみれさんが青島くんに寄りかかっての「うふ」。
ここすごい好きなんですよねーーかわいいんだよまたこれが。DVDで見たとき何回リピートしたかわからん。
そのあとそれぞれ、自分が抱えている事件の進捗状況を確認します。
「それから、署長のラブメール事件…」
「「進展は!?」」
って言って二人同時に魚住さんに駆け寄って言うシーン息ぴったりすぎ!!
「署長最近警務課に顔出さなくなったんだって。おかしいと思わない?」
「なら相手は、警務課の誰か・・・」
「すみれさん、後で」
「聞き込み!」
明らか楽しんでるよね。笑
そんな二人のやり取りの横で微笑んでる和久さんもイイ。
ちなみにこの後の、犯人から電話がかかってきて、全員が一斉に電話を取るシーン好きです。
にしても、警察署の中から電話なんかするかな?冒険すぎんだろ・・・
って当時は思ったけど、ノベライズ読んでわかった。
リスクを負ってでも、捜査がどこまで進んでるのか・自分たちのことをどこまで掴んでるのか知りたいってことだったのね。
久しぶりの再会
犯人との交渉を主な仕事とするネゴシエーターとして湾岸署にやってくる真下くん。
・・・そうだ、彼はキャリアだったんだっけ。笑
ネゴシエーターの仕事は恋人にも言うなって言われていた、と雪乃さんに話しますが…
「寂しかったろ?ごめんね」
「あたし恋人じゃないし別に寂しくなかったですけど」
ばっさり!笑
雪乃さんとの関係は相変わらずです。
雪乃さんのこういうところ好きだわ。
そして会議室へ移動した二人は、青島くんとすみれさんの襲撃を受けます。
「あはは、ネゴシエーターだって?」
「かっこいいじゃなーい!」
「へえ~!あ、もう雪乃さんとべったり?」
「なにこれ?(真下くんが持ってた雪乃さんの写真を奪う)」
「あ!五年も片思いしてんの!?執念深いね~」
「雪乃さん、これだけでも十分ストーカーで訴えることできるわよ!」
「取調べしちゃうぞ?」
「じゃ、本部長に呼ばれてるから」
「またな!」
ここ、真下くんと雪乃さんは一言も喋ってないんですよね。二人が言うだけ言って、去っていくっていう。この四人のシーン大好き。
ていうか、FINAL見てから思ったけど、青島くんが真下くんに対して「五年も片思いしてんの!?」っていうけど、その3倍かかっててしかも特に進展してない(させてない?)あんたはどうなんだって感じやんね。笑
まぁあの時はね、まさかすみれさんが怪我して、そのせいで10年近く苦しむことになって、結果警察を辞めるまでに至るとは夢にも思ってないけども。
パーティー
殺人事件の犯人の顔を見たかもしれない女性が、会社のパーティーに参加する(沖田さんに上手に言われて囮にされるんだけど)ということで、彼女の護衛を命じられた青島くんとすみれさん。
運ばれるキャビアを見て、すみれさんが青島くんにデートのお誘いをします。
「今度キャビアの美味しいお店行かない?原宿にあるの」
「でも高いでしょ」
「だから誘ったんじゃない」
「財布か俺は…」
そこでいよいよ本命の被疑者が現れますが、そこで青島くんが追っていた暴行魔と、すみれさんが追っていたスリの一家も現れます。女子高生の後を追って消える暴行魔を見ても、子供を使ってスリをする親を見ても、動けない二人…
ここは本当、辛いところですよね。目の前で犯罪が起きているのに、動けない。何もできない。
この展開は、連ドラにもありました。
青島くんが本店の捜査の手伝いに行ったとき、張り込んでいた店に被疑者が現れて、同じ場所で女の子が暴行されてて…でも動いたら被疑者にバレるから動くなって言われて。
あの時は結局命令を無視して動きましたが、今回はじっと堪えていました。青島くんの変化がここでも見られます。むしろ逆に、動こうとしたすみれさんの腕を掴んで止めたもんね。でも絶対、悔しいに決まってる。
結局被疑者にも、暴行魔にもスリ一家にも逃げられ、青島くんとすみれさんは袴田課長に怒られてしまいます。おまけに沖田さんには小さい事件なんて放っておけばいい、そんな捜査なんかしなきゃいいと言われてしまい、青島くんはコートを床に叩きつけます。
「やらなきゃいいって言われるんだったら、俺は続けられない」
二人にとっては、大きいとか小さいとか関係ない。
目の前で苦しんでいる人がいたら助けたい。
そのために、警察官になったのに・・・
自分の信念が貫けない。
自分が命を張ってやってる仕事を、やらなくていいとか無駄だみたいなこと言われてしまい…
青島くんはそれから「不登校」になっちゃって、やる気をなくしてしまいます。
すみれさんは、床に投げられた青島くんのコートを拾い、特に声をかけることもなく、労災の申請書と絆創膏と一緒にそっと青島くんの置きます。(暴行魔の後を追ったとき、後ろから襲われて怪我したので)
こういうちょっとしたさりげない優しさが、すみれさんらしい。
初心を思い出す
守ってもらったお礼にと、事件の目撃者だった女性が刑事課にやってきます。すみれさんが対応しますが、青島くんは相変わらずふてくされたまま。女性はお礼に黒のコートを青島くんにプレゼントしますが、ここで緑のコートの秘密が明らかになります。
コートを買ったお店の人が、東京に出てきたばかりの頃、何も分からなくて困っていたらお巡りさんに助けてもらったことがあったと。
だから、同じように警官になるというあんたにはまけてやると言われたんだと。
「これ安く買えたのは、その、お巡りさんのおかげなんだよ」
そう、すべてはお巡りさんのおかげ。
どんなことでも、必ず未来に繋がっているんです。
「俺たちの仕事に、やらなきゃいいなんていわれるもんなんてない。どんな小さな仕事でもさ、いつか、きっと……」
このときの彼を見るすみれさんの表情がいい。
自分たちのやっている仕事で、無駄なことなんて一つもない。
どこかで必ず、役立っている。
これは何も、刑事という仕事に限らず言えることかなぁと思います。
仕事をしていると、いろいろ感じることがあってもやもやして、解決しないことも多いし、悔しい思いをすることもあります。
だけど、それでも受け入れて乗り越えていく。進んでいく。
社会の中で生きるということは、そういうことなのかもなぁ。
何も、お偉いさんの評価が欲しくて仕事をしているわけじゃない。だから、何を言われようと関係ない。
『困っている誰かのために』
青島くんは、そう思って警官になった初心を思い出して復活します。
そして女性にお礼を言って、捜査に出ます。
しかし出る直前に立ち止まって、コートを片付けて帰ろうとした女性に「それ、くれんだったらもらっといていいすか?」という青島くん。
「せこいわよ、青島くん」
「キャビアをね、食べに行きたいーなんて言ってるひとがいて・・・その、給料は安いんでいつになるかわかんないけど・・・そのとき、着ていくもんないんで」
いやー!!!!!
「わたしのこと?」みたいな顔してるすみれさんもおおおんんん!!!!!(落ち着け
ここめっちゃ好きです。たまらん。
雨の中のMoon Light
電話ボックスのシーンはドキドキしましたねぇ…ここの演出好き。
予告でよく流れていたので、雪乃さんやばいってやばいって!!!って思ってみてました。
青島くん一人じゃ、心配だから
そう言って、沖田さんの命令を無視して捜査する青島くんの元へ走り出すすみれさん。
沖田さんを睨みつけるときの表情がめちゃくちゃかっこいいです。
BGMも込みでかっこいい。BAYSIDE SHAKEDOWNバージョンの曲もいい。
ここも何回リピートしたかわからん。
プロムナード
すみれさんが、拉致された雪乃さんと犯人たちと出くわしたとき、「ああ、すみれさんが撃たれるんだな…」って思いました。
撃たれてから倒れるまでの劇場のあの静けさ…いまだに覚えています。
まばたきとか、息をすることさえ忘れてた気がする。
溢れる血を押さえ抱きしめるあのシーンは…すみれさんを死なせたくない、死なせないっていう青島くんの決意とかが伝わってきました。
顔をあげたときの目もやばい。犯人への思いとか彼女を守れなかった悔しさとかが見える。
やっぱり愛してる
犯人を確保し、病院へ向かった青島くん。
これから手術というすみれさんと、会話をします。
「やっぱり愛してる……」
「…え?」
「……仕事を」
「…仕事か、仕事ね」
「男の人にあんなに強く抱きしめられたの、初めて…」
「あれは…出血抑えるためにね?」
「生きて帰ってきて蹴ってやる」
「…キャビア、食べに行くんだろ?…待ってる」
この、キャビア食べに行くんだろのあたりの声は本当に甘い声でうおおおおおってなりました。(語彙力)
まとめ
MOVIE1ではそうでもなかったのに、2でいきなり青すみをぶつけて来られて、かなり不意打ちだったけど見事にハマりましたね。笑
青すみフィルターで連ドラや映画を見ると、また違った楽しみ方できるので二度美味しい。
当初、青島くんと雪乃さん、室井さんとすみれさんをって設定だったらしいけど、私は青すみにハマる前に見たときから、どっちもそういう風には見えなかった。
雪乃さんはもしかしたら淡い気持ちを抱いたかもしれないけど、青島くんは誰にでも優しいし、雪乃さんも途中からそれが分かってそうだし。
誰にでも、じゃなくて自分だけに優しくてずーっと想ってくれる真下くんの一途さに惹かれていったのかも。
…惹かれてっていうか、押しに押されて折れた感も否めないけど。笑
でも、青島くんが雪乃さんに真下くんの近況を聞いたとき「何の仕事してるか教えてくれないんです。トップシークレットだって」って答えてたから、ちょこちょこ連絡は取ってたってことだよね。雪乃さんも真下くんのこと気になってたのかな?と思うと萌えます。
真下くんの押しの強さもあるかもだけど、真下くんを大切に想っているのも本当なはず。警察官のキャリアの妻になるってのは、それなりに覚悟もいるだろうしね。だから、押されただけで結婚までには至らんだろう。笑
室井さんとすみれさんにいたっては、ほとんど顔合わせてないしな。
しいて言うなら、室井さんがちょっと「今まで出会ったことのない女性刑事」って思ったぐらいかなと。