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プランターで自然栽培に挑戦!固定種のニンジン~栽培全体像把握編~

あっという間に7月がやってきました。

今月は新たにニンジンの栽培に挑戦します!

そのために、まずは栽培の全体的な流れを把握ようと思います。(過去の経験から、これが重要だと学んだ(^_^;))

1、播種時期、栽培時期の確認

発芽地温15~25度

生育適温20度前後

栽培時期
年2回
3月中旬~4月中旬と7~8月上旬
ニンジンの収穫は、春まきの場合は7月上旬〜8月下旬。夏まきの場合は11月上旬〜2月下旬で、だいたい種まきから110〜130日で収穫に至ります。


2、必要なサイズのプランターを用意する


深さ30センチ以上の深型プランター

ニンジンは深く根を張る野菜です。頂いたニンジンが短根種か長根種かわからないので、今回は念の為深さ30cm以上の深型プランターで栽培します。

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リサイクル材料100%で作られたエコなプランターを発見!

2個セットで送料無料とお買い得だったのでこれを買いました。

こちらには、スノコはついていません。

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以前から使っていたプランターはスノコ付きでプランターの側面に1つ穴が空いているタイプだったのですが、スノコの下に水が貯まるんじゃないかと実は気になっていました。

このような作りでプランターの下から水が流れ出てくれたほうが、水やりの時の目安になるし、スノコの下に水が溜まっているとそこに虫がわいたりするのではないかと心配だったので、こちらのプランターは私にとって理想的だと思いました。

3、播種2週間前には土作りをする

1㎡あたり100gほどの苦土石灰を混ぜて種まきの2週間前から土の準備をします。
ニンジンは耕土が深く、水はけ・水もちのバランスのとれた土を好みます。土壌酸度はpH5.5〜6.5ほどの中性〜弱酸性を好み、酸性が強いと生育が鈍るようです。

私が使用している無肥料の銀の土は、pH6.5~7.0と最初からほぼ中性なので土壌酸度の調整はしなくても大丈夫そう!ということで今回はこのステップを省きます。

市販の野菜用培養土は肥料が入っているので酸性が強いものもあり、その場合は酸度の調整が必要でしょう。

4、播種2日前に種を水につけて発芽させやすくする

種の吸水力が弱いので、播種2日前に1昼夜水に浸けてから播種する。種皮には発芽抑制物質が含まれるので、水が茶色くなったら、途中で水を替える(あくぬき)。
種蒔きの1日前に、ニンジンの種をキッチンペーパーで沪取(※)してキッチンペーパーが湿った状態で(暑ければ冷蔵庫の野菜室に)置いておく。
※沪取(ろしゅ):ろ過して流れる液体を捨て、ろ紙上のものだけを取ること。

5、播種

5-1 ポットかプランターに直まきか
ニンジンは植え替えを嫌うのでプランターに直まきが良いようです。
ニンジンの種は非常に小さいので、種をまく前に、あらかじめ土を湿らせておく。

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ニンジンの種、初めて見たのですが、ちーさくてチクチクとした細かい棘がたくさんあって、なんだか虫みたい😳!

プランターの場合は、深さ1cmの溝をつくり、そこへ種を筋まきにしたらその後、ごく薄く土を被せるのですが、種が小さく扱いにくいのと、土をかぶせすぎるのを防ぐために一工夫…!

ニンジンの種をトレイに入れ、乾いた砂を入れて均一に混ぜる。乾いた砂に混ざることで、種が手につかなくなるため、播種しやすくなるようです。

また、この砂と一緒に筋蒔きにすることで、土の被せすぎを防げそうです。

播種したらスコップの背などで圧着させる。

播種後の水やりの際は、とってもとっても優しくすることが重要みたいです。ご覧の通りニンジンの種は非常に小さいので勢いよく水を掛けると流れてしまいます。霧吹きで土を湿らせるくらいでもOKみたいです。

5-2 種は好光性か嫌光性か


人参の種は好光性なので、種をまいたら薄く土をかける。

または、上記のように最初から砂と混ぜて播種し、後から土をかけない。

6、発芽するまでの水やり

播種から発芽までは7~10日ほどかかるようです。
発芽までの5~10日は土が湿っている事が重要で、発芽までに水を切らさないように毎日水やりをする。発芽までは常に土が湿った状態を保つことがポイント。

土の乾燥を防ぐために、敷き藁や不織布を被せておくのも良いらしい。

10日経っても発芽しなかったら思い切って播種し直すというのも選択肢に入れておく。それくらいニンジンの種は発芽しにくく、ニンジン栽培の8割が播種で決まると言われている。

逆に、発芽が揃えばニンジン栽培は8割成功したも同然!なんだとか。

なんとか発芽まで頑張りたい!!

7、発芽後の水やり


鉢植えやプランターでニンジンを育てている場合、水やりは表面の土が乾いたら、底穴から水が滲み出るまで、たっぷりあげる。
種まきから1〜2ヶ月の生育初期〜中期の頃は、とくに水切れになりがちですので、土が乾かないように水をあげる。生育後期は過湿に注意して、土全体がしっかり乾いてから水をあげる。

8、適宜間引く


ニンジンは収穫までに2回ほど間引きを行います。

1回目の間引きは本葉が3〜4枚を目安に、株間が2〜3cmになるように生育の悪い苗を間引きます。

2回目の間引きは本葉が6〜7枚でたころを目安に、株間15cmほどになるように、間引きします。
時期的には次の通りです。
春まきの場合、1回目の間引きは4月上旬〜5月上旬。2回目は5月上旬〜5月下旬。
夏まきの場合、1回目の間引きは7月下旬〜8月下旬。2回目は8月上旬〜9月中旬

今回は、夏まきなので後者の時期を参考にします。

間引き時には必ず雑草を抜き取る!
ニンジンの生育初期は成長がゆっくりなので、成長の早い雑草に養分をとられてしまう可能性があるようです。間引きの作業時に、必ず雑草の処理もすることが重要。

自然栽培では、雑草の処理は、根こそぎ抜くのではなく刈るようにします


9、収穫のポイント

ニンジンの収穫は、春まきの場合は7月上旬〜8月下旬です。

夏まきの場合は11月上旬〜2月下旬で、だいたい種まきから110〜130日で収穫に至ります。


収穫のサインは、地上部に出ている根の直径が(品種にもよりますが)4〜5cmになったら。収穫前に根の肩が出ていたら土を寄せて日光が当たらないようにする。

収穫後に長期保存する場合は、掘り上げた土つきのまま、1箇所にまとめて土を被せて貯蔵しておくと良い。

10、最後に

ニンジンの栽培は、播種が8割!発芽が揃えば成功したも同然!

ということで、最初が肝心なんですね。

緊張するぅ…。

でも、15日経って発芽しなかったら思い切って播種し直すつもりで、一気に全部の種をまいてしまうのではなく、3分の1くらい取って置こうと思います。

自然栽培では肥料を使わないぶん成長がゆっくりなことが他の野菜の栽培でわかってきたので、播種し直す判断は15日と長めに猶予を設けます。

想定される失敗も事前に把握できていると対応がしやすいですよね。

プランターで根菜の自然栽培!ただでさえやや難易度の高いニンジンですがうまく育ってくれることを願います!



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