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教員免許更新制度廃止へ
教員免許更新制度。ようやく廃止の方向で動くようだ。
2000年頃からの学力低下論争や、教員の質の問題などを受けて、第一次安倍内閣が導入した制度だ。
その後政権交代した民主党は見直しのマニュフェスとを掲げながら、とりあげは後回しになり、結局は継続。教育現場、教員に対する関心の薄さが露呈した。
結果、更新手続き漏れにより教員免許状の期限が切れ失効・失職する事例が続いた。
そんなことは本人の責任なのだから、失効する非常識な教員が悪いと言ってしまえばそれまでだが失効・失職する事例が多発し自己責任では済まされない事態になっていた。
どの政権であっても、国と教育、教育と教師をどう見ているのかが問われたドタバタ劇だ。
更新の効果もなく何のための制度だったのだろうか。
教員免許更新制度は教育基本法改正のタイミングで実施された制度であることを忘れてはならない。教育を国が牛耳ろうという強い力が働いていたということだ。
先の戦争の反省から、国の政策から教育は距離をおいたところで研究され、進められていくべきであるという反省は忘れられた。
「国に貢献する人づくり」を進めるために、言うとおりに動く教員を育てようと考えたのだろう。
あまりにも現場を軽視した、現場を知らぬ者が考え出した制度だったと言える。
この制度廃止を訴えて更新せずに職を失った仲間の復帰を要求したいと思う。
またこの制度に代わる新たな教員しめつけ制度が出てこないように注意したい。
同時に教員評価制度も廃止すればよいと思う。
見える成果を出すことが目的ではない教育の仕事に評価制度はなじまないのだから。
(*ᴗˬᴗ)⁾⁾