お金は、未来に続く切符だと思う
2021年一番の変化は、会社を辞めて、主婦になったことだ。それはつまり、
「自分で自由にできるお金が減る」
ことを意味していた。
さあ。少なくなった小遣いをどう使おうか。
2021年に考えたことを振り返ってみる。
1.本当は何にお金を使いたいんだっけ
「働いているのだから」と自分に言い訳して、欲の向くままに、ネットで合うか分からない服を買い、「時間がないからとりあえずで」と、安い雑貨で家の中を満たす。そんな時期は、終わったみたいだ。
これからは、本当に使いたいことだけに、
お金を使おう。
けれども、じゃあ、
私は本当は何に、お金を使いたいんだっけ。恥ずかしながら、きちんと考えたことなんてなかった、と気づく。
ひとまず書き出してみよう。
うん、なかなか良い感じだ。
書いてみるだけで、テンションが上がってくる。これがトキメク、というやつかな。お金を使いたいものって、そうでなければ。
2.私がいなくなった後、子供たちの未来は
でも、ちょっと待って。
④の「子供たちの未来を少しでも、心地よく、明るいものにしてあげたい。」って、具体的に何にお金を払えば、未来がよくなるか分からないぞ。
未来。子供たちの未来。
想像してみた。
今、このまま、世界が続いていくなら、
“明るい”とは言い切れない気がする。占い師でも、経済評論家でもない、いち主婦の勘だけれど。
私がそばにいる間は、全力で守るし、寄り添う。もちろん。
けれど、私がいなくなったあとは。
お金を残しておけば安心?
それも必要かもしれないけれど、それだけじゃない。こんなに先が見えない時代だもの。お金さえあれば万事OKというものではない、きっと。
本人が逞しくなることの他に、子供たちが生きていく時代に、安心できる人や企業に囲まれていてほしい。
そうすれば、きっと子供たちの未来も豊かなものになると思う。
そのために私が、今、出来ることはなんだろう?
私たちがものやサービスを買えば、その企業にお金が入る。お金がきちんと入り続ければ、その企業は強くなる。そして、未来に続いていける。10年後も20年後も。
お金は、未来に続く切符なんだ。
数に限りのある切符。そう思うと、一回一回の買い物がすごく大事に思えた。
私は、未来に子供たちと一緒にいてほしいと思える企業にその切符を渡したい。
3.2021年に、私が切符を渡したいと思った企業と団体のこと
2021年、私はその切符を渡したい企業や団体を2つ見つけた。
1つは、きちんと、モノの循環を意識されている『パンと日用品の店 わざわざ』さん。
その商品がどういう原料で生産されたか、使う時環境にどんな影響があるか、そして、どうゴミになるか、もしくはリサイクル・リユースされるか。ちゃんと始まりから、終わりまでを追いかけている。そして、オンライン販売の際も、出来るだけゴミがでない梱包をされている。
何かほしいものができると、わざわざさんのショップをのぞくようになった。
もう1つは、寄付。
月額で引き落としされるタイプのものだ。
もう1つが寄付だなんて、選び方が大雑把だし、反則の気もするけれど。理由があるから、聞いてほしい。
娘の学校でも、盛んなSDGsへの取り組み。
その中でも、貧困については、今の自分から一番遠くに感じる課題だった。幸いなことに、私は、戦争も紛争もない時代に生まれ、蛇口をひねれば飲める水が出て、適切な医療を受けられているからだ。
けれど、世界全体で取り組もうとしていることだもの、将来誰にとっても大きな意味のあることなのだと思う。もっと知りたい。
そこで、私はきちんと報告書が送られてくるタイプの寄付を行うことにした。月に2回ほどのメール、数ヶ月に1度の会報誌。それを読みたい。
自分の少ない小遣いから寄付したお金が、どういうものに使われるのかは、とても気になる。いい加減に使わないでほしいと思うもの。だからこそ、世界の貧困について、今よりもう一歩深く知ることができる気がした。
まずは知る。そのための寄付だった。
4.まとめ
この活動は、私の中でまだ始動したばかり。
2022年は、さらに、ものやサービスそれから、その元にいる企業や団体と向き合って、お金という未来への切符を渡しに行きたいと思っている。
【パンと日用品の店 わざわざ】
【ユニセフ マンスリーサポートプログラム】
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