相変わらず映画は家族と行く奴

　こんにちは、亀山真一です。
　映画『ミステリと言う勿れ』を観にいきました。その前にTVerの全話一挙配信と新作ドラマをチェックし、もう原作も買っちゃうかと電子書籍で13巻まで目を通しておきました。

　ドラマの方は物足りないまま終わった印象だったんですが、原作でまだ描かれていないから仕方なかったということですかね？

　横軸が一話（数話）完結の事件ものは、縦軸が回収されて初めてきれいな最終回を迎えられる気がします。
　だから例えば『掟上今日子の備忘録』の最終回のようにオリジナルエピソードを作る方法もあったのに、この作品はそれをしませんでした。原作リスペクトというには（主に風呂光さん周りが）改編されすぎな気もしますが、連続ドラマである以上できるだけメインキャストを事件に絡ませたいという事情もなんとなく見えます。だからこそ「広島編」が独立して映画になっているわけですし。

　さて、僕にとって映画は基本的に家族と観にいくものです。僕と母の趣味がだいたい被っているので、障害者割とかスポンサーとかお互いの出不精とか諸々考えるとそれが一番合理的なのです。
　とはいえ、この夏は僕も初めて一人で映画館に行きました。その頃から推している萩原利久くんが出演しているという意味でも、映画『ミスなか』はとても楽しみにしていたんですよ。

　内容は結構原作に忠実でした。キャストも超豪華……というよりはちょうどいいラインで揃えていて、原作を読んでいなければキャストだけで犯人が分かるようなことはありませんでした。（ウチの母が証人）
　しかし事件はシンプルというかトリック云々ではないので、本当にミステリというよりは痛快な人間ドラマなのだと思います。

「やっぱり萩原くん格好いいなあ。でも今回は広島弁に苦戦したのか、いつもより一本調子だった気がする」
「なんかあの子、いつも経済的には恵まれてるのに性格が悪かったり、ガラが悪かったり、いじめられてたり、虐待されたり……生きづらそうな役ばっかりやってるんだよね」

　上映後に僕がペラペラ話していると「そういう顔してるからね」とウチの母にバッサリ切られました。以前ディーンフジオカさんに対しては弟が「不幸が似合う顔してる」と言っていましたが、一体どんな顔なんでしょうね……？

　映画といえば、ずっと見たくて地上波か配信を待っていて、でもなかなか見つからないからもうGEOでDVDを借りようかと思っていた『かぐや様は告らせたい―ファイナル―』がようやくアマプラの見放題に現れました！
　やっぱり平野紫耀くんと橋本環奈ちゃんはいいです。更に一作目を見た時には他の生徒は佐野勇斗さんしか知らなかったけれど、今見ると堀田真由さんも浅川梨奈さんもゆうたろうくんも知っている驚き。

　アニメ版で全部追いついていたので改編が酷いと思ったのは言わずもがなですが、こういう作品は役者さんを愛でることさえできれば良いのです。というわけで、このタイミングで平野くんに出会える幸せを噛みしめました。

　結局King & Princeはお三方が辞めてからアイドルグループとしては興味がなくなっちゃって（バラエティタレントとしては好きですよ？）ジャニーズの中じゃ今一番の推しは明らかにふまけん（菊池風磨くんと中島健人くん）なのが……僕ってやっぱり節操ないですかね。
　プロのイケメンだと認識しているケンティが『未成年だけどコドモじゃない』の王子様から『ラーゲリより愛を込めて』更には『お前の罪を自白しろ』と社会派に向かっていくのに対し、バラエティで泥水をすすってきた風磨くんが『バベル九朔』みたいなくせ者路線から『ファイトソング』更には『ウソ婚』で恋愛ドラマに全フリし始めたのが楽しすぎます。

　ちなみにジャニーズの一連の報道に関しては、そもそもテレビやネットを見るのが辛いので僕は新聞の固い文章で把握してこっそり心配している状態です。
　事務所が最初に提示した「ギャラは全てタレントに渡しマネジメント報酬は受け取らない」という措置、下手を打ったかのように言われているけれど僕は「被害者でも世間でもスポンサーでもなく、まずはファンに向けた対応を取るんだな」と受け止めました。
　ファンに対して「今テレビに映っている彼を応援することが罪に荷担することにはなりません」と安心させる効果はあったと思うので、あとは当事者たちとの問題でしょうと首を突っ込まないのが僕のスタンスです。というか、実は職場で「追及」の一端を目の当たりにしてかなりまいってしまったので、お願いだからそっとしておいてあげてくれとマジで思っています。

　ウチの母はジャニーズ問題などどこ吹く風で『アナログ』はいつ観にいこうかと話しています。
　二宮和也さん主演とはいえ母が恋愛ものに興味を持つのは珍しいし、そもそも二宮さんが恋愛ものに出演するのも珍しいので、絶対に物騒な事件が起こるに違いないと思いながら現在絶賛スケジューリング中です。