週刊少年ジャンプ2024年40号 感想
どうも!そんたろうです
ジャンプの感想を書いていこう書いていこうとするも一週間では書ききれない…。書き溜めてるのが多いので早めに消化したいけれど
早速本編へいきましょう!!
1.掲載順
太字はカラー ◎は巻頭カラー
◯はセンターカラー(Cカラー)
斜め矢印↗↘ は前号からの掲載順変動()内は 前号の掲載順
※(休)は前号休載 (新)は新連載
作品下はタイトル
1 ◎カグラバチ (7)↗
第47話 漆羽
2 呪術廻戦 (1)↘
第268話 決着
3 あかね噺 (2)↘
第124席 想像の余地
4 〇ひまてん! (11)↗
No. 8 楽しい休日
5 SAKAMOTO DAYS (4)↘
DAYS 180 心当たり
6 アオのハコ (休)
#162 いいかも
7 ウィッチウォッチ (8)↗
169 チャミーの秘密
8 僕とロボコ (5)↘
第199話 カヲルと親友
9 〇超巡!超常先輩 (17)↗
第28話 恋をしたのは巡査長
10 鵺の陰陽師 (13)↗
第64話 火車
11 夜桜さんちの大作戦 (12)↗
作戦240. もう一度
12 〇ゾンビジョン (読切)
13 悪祓士のキヨシくん (6)↘
第10話 ボウリングにいこう
14 逃げ上手の若君 (14)→
第170話 吉野1338
15 願いのアストロ (15)→
第19話 よけろよ
16 アンデットアンラック (16)→
No. 220 さぁ
17 キルアオ (10)↘
page 67 それぞれの決意
18 さいくるびより (19)↗
16話 幸せな夢
19 極東ネクロマンス (18)↘
最終話 極東・死霊・愛
連載終了
20 妖怪バスター村上 (20)→
第11話 村上くん元気になあれ
巻末固定掲載
※ルリドラゴン 電子版限定
20話 そういうのよくないっすよ
2.感想
今回から、基本的に1作品一項目でいかせていただきます(一週間で書ききれないだけです はい)。代わりに作品感想の最初におおまかな流れを載せることにします!
ただ、カラーや何か特別な時(最終話など)は2つ設けさせていただきます。多少文量に差があるのはご勘弁を
・カグラバチ
漆羽洋児と妖刀「酌揺」を公表→漆羽過去編→(現在)ハクリ・チヒロと合流
①初の自力表紙&巻頭カラー
今回、カグラバチが初の自力での表紙&巻頭カラーで登場!
直近8週の掲載順平均では呪術廻戦やあかね噺などを抜いて第3位に浮上しています!!絶好調!
巻頭カラーより、今進んでいる長編の名が所有者暗殺編だと判明しました。4人の妖刀所有者をメインとしたこの長編、少なくとも半年はかかりそうですね。暗殺、というくらいですから話の展開によっては誰かが亡くなってしまうかも…。楽座市編での盛り上がりとはまた違う展開を味わうことができそう!見開きのカラーもシンプルでめっちゃいい!水彩画?(絵に詳しくないので間違ってるかも)のようなタッチで他の作品とは違ったカラーの魅力が引き出されてます!!
②漆羽
一人目の所有者は漆羽洋児(うるは ようじ)で、所有している妖刀は「酌揺」。妖刀の能力についてはまだ分かりませんが、「酌」→「酌む」という言葉の意味の中には
というものもあるので、あくまで推測ですが精神的な作用のある能力なのではないかと予想しています。
そんな漆羽ですが、まさかの六平国重推し推しマンでした笑
最初長い回想に入ったなと思っていたら開幕「漆羽 お前に相応しい」という国重の言葉を三度リピート……。双城や楽座市編の時も思ったけど、『カグラバチ』のキャラって愛の強さと方向が凄まじいんですよね笑
そんな漆羽は3年前の国重の訃報で意気消沈。国獄温泉に隔離され、後に六平の子供の存在を聞くも「六平さんがガキの世話なんでできるわけねぇ」と言い放ちます(確かに合ってる。解像度高ぇなおい)。そんなこんなで毘灼に追われている現在に戻り、迎えはハクリです。そして、敵の接近(把握できている人数の差でしっかりと実力の差別化が図られてました)に対応しようとしたハクリがまさかのダウン。代わりに漆羽の見事な剣術を見ることができました!そして、ついにチヒロと対面…!出会って数秒で国重の面影を感じ取り、「またあんたのために戦えるのか!六平サァン!」とかなりオタクor変態の香りを匂わせる発言をします。流石にチヒロも困惑笑 味方にもここまで強烈なキャラはいなかったので、来週が楽しみ!!
・呪術廻戦
宿儺敗北&消滅→秤VS裏梅決着(仲良くなってる)→1年ズの交流&五条先生からの手紙→乙骨、どうした……?
①呪いの王、敗北
虎杖の特級呪物・両面宿儺の指の摂取から始まった宿儺と虎杖の運命が、ついに決着!!共鳴り→解→逕庭拳→黒閃で伏黒が解放され、宿儺は受肉体を失います(ハァハァ言ってるのちょいかわ)。そんな瀕死の宿儺に虎杖は「もう一度戻ってやってみよう 誰かと生きるために」と爺ちゃんを思い浮かべながら語りかけましたが、宿儺は
と言い放ち、消滅。何気にフルネームで呼んだの嬉しい。
これを受けて秤・裏梅戦も終結。裏梅の「運が良かったな」発言に「最大級の褒め言葉」と返した秤、最高ですね!最初から最後まで強かった。
「死ぬのが怖い」というのは、呪いの王だろうと何だろうと逃れられない感情なのでしょうか。廻る呪いの中で千年にわたり生き続けてきた宿儺。圧倒的だったがゆえに、その死に対する覚悟のようなものがなかったのか…。そういう意味では、呪術師はその部分で宿儺に勝っていたのかも。
ここで後日の様子に移り変わり、開幕生存ドッキリ笑
そこから五条先生からの手紙を読む流れになります。中身は野薔薇は事務的なもので恵はパパ黒の件が書かれてました。これで恵は救われたのかな。
先週までは「あと4週で終われる?」でしたが、今回で逆に「あと3話も何するの?」状態に…。芥見先生恐るべし。
・あかね噺
志ぐまの高座+過去回想(めちゃシンプル)
①広大無辺の引き算美学
志ぐまの高座の特徴は引き算。最低限の言葉・仕草で演じ、世界に引き込む彼のやり方は、他の落語家とは異なっています。そのイメージとして盆栽が描かれており、これはまさに引き算の美学が現れていると感じました。余白に対して想像力を働かせて楽しみ、味わう価値観。落語の漫画にはこれが一番合っているかもしれないですね!想像の余地を与える=読者の数だけ楽しみ方が存在するってことですから。
中でも広大無辺――の見開きは鳥肌が立ちました…!今回久しぶりに電子版を買って、全画面表示で読んでいたら、あの見開き。一気にあかね噺、そして志ぐまの世界に引きずり込まれるような感覚に!ちゃんと客席も描きつつ、彼らが志ぐまの高座に魅入られていると思える描写になっている。さらに、遠近法の奥の先端(説明が下手)を辿ると広大無辺の文字に行き着くので、見開きの絵とともに広大無辺という言葉も印象に残る設計になっているんですよねぇ。最高!
・ひまてん!
①2回目のセンターカラー
さて、8話目で2度目のセンターカラー!直近だと悪祓士のキヨシくんが9話で、願いのアストロが8話でセンターカラーを獲得していますね。
カラーページは叶さんと美野のツーショット!
叶さんの髪色は藍色?のようですね。美野は既存のカラーで橙系の色と分かっていましたが。こういう風に、カラーのいいところは、先生方のキャラ設定をより詳細に探ることができる部分だと思いますねぇ
②お笑いとデート
今回のデートはお笑い劇場がメイン。叶さんのお笑い好きの度合が判明しました。描写から「正統派の漫才はウケる」「毒吐く系漫才はNG」「ちょい下品は守備範囲」と分かりました。結構どぶろっくさんとかで楽しめるタイプかも。家守が彼女の反応に興味津々だったこともあり、こらえようとしましたが、決壊。その姿も魅力を感じさせるものでした!というより家守の方が叶さんの様子に耐えられなさそうでしたが笑
また、以前から興味深いなあと思っていることがあって、今回もそれが目立ってました。それはオノマトペ、擬音です。小野先生のこだわりだとは思いますが、キャラの擬音にそれぞれの名前を組み込んでいるんです!叶さんの場合は、怒った時は「ポカァ!!」、嬉しいときは「ポノ」、おいしい食べ物を食べた時は「ポーカ」などです。こういう要素が小ネタのようで面白い。
次回は風邪を引いた美野との話が展開されていきそう。
・SAKAMOTO DAYS
キンダカとの修行→殺連お抱えの占い師の存在判明→自首&殺連監獄に収監
①殺連監獄編、突入
坂本がトーレスと戦闘していた頃、シンと平助は元ORDER・キンダカと修行をしていました。ただ、全く敵わずさらにフィジカルの限界を言い渡されます。その代わりに、シン達には他の長所を伸ばすように促し、そのために殺連監獄へ行き、殺連お抱えの占い師に会いに行くことを決断しました。
キンダカが思っていた以上に師匠していたので「流石!」と感嘆。しっかりと体はうまく使えていると褒めたうえで、次のステージに到達するためのヒントを与えるという完璧さ。まー確かに超能力を使いこなすことができればかなりの脅威になること間違いなしなんですけどね。
収監され(にいっ)た殺連監獄のイメージとしては、ワンピースのインペルダウンといったところでしょうか。そもそも物語の舞台となるような犯罪者収監施設があまりないので、比較対象がないのも事実ですが、殺連監獄もインペルダウンのように「何層かに分かれ」、「下に行くほどに凶悪な殺し屋がいる」という仕組みになっています。所謂”伝説の殺し屋”や”元ORDER”など新キャラのオンパレードに期待しましょう!
今回の話、個人的には、殺し屋支援センターがめっちゃ気になりました。悩みなど聞きますって……。おそらくですが、殺し屋の仕事・依頼探し(ハローワーク的な?)を担っているのでしょう。近寄りたくはない笑
次回は坂本に戻るのか、それともこのまま殺連監獄編にしばらく入るのか、注目です。
・アオのハコ
同級生・高砂くんから菖蒲への告白&心情描写→大喜・匡・雛たちのクラスの様子(文化祭準備)→大喜と千夏のじゃれあい→サキちゃんの恋愛騒動with匡
①菖蒲と匡
匡への想いもありつつ告白してきた高砂君についても意識している菖蒲と、周りへの対応で彼女はいらないと言いつつも、本心はそうではない匡。異性との関わりを持ってはいるものの、互いの距離は一定のラインで止まってしまっているから、何かもどかしい……。
同じ話で、先に交際関係となった大喜と千夏が順調な様子が描写されているのは意図的だと思いますが、あんまり学校内でイチャイチャしていると大喜が同級生たちに制裁を加えられそう笑 気を付けて あと、猫の被り物in千夏のシーン、めっちゃ好きです。「こっちこいよ」みたいなジェスチャーをしているときの猫の表情最高!!
恋愛漫画としては、かなり青春まっしぐらな本作品。大喜たちにこれから様々な壁が立ちはだかると予想されますが、それとともに他のキャラクターの恋愛模様がどのように繰り広げられていくのか。ゴールがはっきりしていない(長期的なという意味で)からこそ寄り道はし放題!!晴人と雛もなにか進展があれば面白い!
高校編、大学編みたいにどんどん広げていくのでしょうか…?
・ウィッチウォッチ
チャミ―(土屋美依)&魔神スランプ、モリヒト家に訪問→交流(スランプについてやチャミーがニコの家庭教師になる理由の説明)→チャミーの過去編byスランプ
①ギャグのオンパレード
前回初登場のチャミーたち。今回はボケとツッコミが大渋滞でした!スランプは礼儀正しいのにその感じでボケてくるし、チャミーがスランプの説明をしたらモリヒトがスタンド及びスタプラ扱いするし、急に劇場始まるしで大騒ぎ笑 特にチャミーはモリヒトとスランプのボケを大量に捌いてたので大変そうでしたね。
また、チャミー過去編でスランプやニコの母・伊吹との出会いを端的に詳しく説明し、ギャグ祭りから感動に持っていくのは流石としか言いようがありません。
※最後は前半のネタを持ってきて綺麗にギャグにまとめてあります
中盤では、ニコの精神修行について触れられていました。モリヒトにとっては瞑想的なやつくらいの扱いでしたが、今後ニコが成長していくには必要不可欠なようですね。
・僕とロボコ
ボンドの親友・カヲル再登場→モツオ・ガチゴリラが様々な試練?を与えるも難なくこなすカヲル→仲良くなるも3人とも異性として意識してしまう→数日後の祭りでドキドキしたら殴ってくれ同盟結成→3人仲良く殴り合い
①カヲル再登場
今回のメインはカヲル。見事方言の監修付きで再登場を果たし、ボンド・ガチゴリラ・モツオを混乱させました。ザリガニ釣りや蝉取りの実力もあって仲良くなったけれど、やはり3人には刺激が強すぎたみたいですね。こんなドストレートに鼻血を出すとは笑
そんなカヲルによって出番の少なさを危惧したロボコはカヲルと手をつなごうとしたボンドと手をつなぎました。正直途中まで影薄いどころか忘れていたぐらいだったので、メインキャラなのに登場に驚いてしまいましたよ笑
そして、数日後の祭りで全員がカヲルにドキドキしたことを正直に告白しました。中でもドキドキ歷の長いボンドは2人と違って堂々としていました。
ラストはやはり約束通り一発殴り合いで締めくくられました笑
今回は本当にロボコの出番が少なかった…。SF編では一人だけ出ていたのでその調整がはかられているのでしょうか??
・超巡!超常先輩
ポンちゃんと遊園地に行く妄想の世界を花園から読み取ってしまった超巡→不本意な被害妄想をされて屈辱を感じるも妄想内での癖が抜けなくなる→結婚しようとまで言い、ポンにビンタ→花園、二人が付き合っていないと気付く→リリちゃん登場でオチ
①8話ぶりのセンターカラー
2話のセンターカラーを除けば6回目のセンターカラー獲得です。前回のセンターカラーからなかなか上位に食い込むことができていなかったので、うれしいカラーですね。カラーページは花園・リリ・ポンの珍宿ガールズ!何気に三人とも顔のパーツがかなり異なっているので、見分けがつきやすいんですよねぇ
②やってきてしまった、花園ワールド
こちらも再登場、超巡のことが大好き花屋・花園春香。今回も妄想の世界に超巡を無意識に引きずり込みました。最初遊園地にポン巡がいたので最初は驚きましたが、落ち着いて考えると、花園以外にあり得ない。もはやカラーページの時点で読者も引きずり込まれていた説濃厚…ということで読者は抜け出せましたが超巡は完全に抜け出せませんでした...…。
ポンちゃんを巡回に誘うときにまさかの「直」呼び。うまく?ごまかしましたが、今度は無意識に彼女の手を握ってしまう始末。しまいには直本木とごまかします笑 そして、花園に意識を持っていかれている超巡に対してポンちゃんは悩みを抱えていると思って「一人で抱え込まないで」と言いますが、これに超巡は「可愛かったっk」とまで到達してしまいます!最後は結婚式の妄想によって俺と結婚してくれとプロポーズを…。まぁしっかりビンタされて花園の誤解も解けたので一件落着です。
花園の作品内における良さって自分からは直接かかわっていないところだと思うんです。あくまでも妄想を超巡が読み取って展開していくので、花園自体に不快感のようなものは感じられない。今後も登場してほしい!
・鵺の陰陽師
隊長たちの現着→力を失っていないことに気づき、学郎を学校におくることを許可→学校到着&鵺と最前線に立つ→火車と鵺の話→誰も近づけない戦闘開始
①鵺VS火車
かつての鵺の契約者・儡脊と契約した火車が鵺の前に立ちはだかる…!というのが今回のメイン。どうやら、火車が1200年前にレベル4の生まれるメカニズムを作り出し、人間のまねごとをさせているそう。人が好きという言葉は同じなれど、解釈はだいぶ違いますね。火車はあくまでも人の成長や存在を利用することを前提にしているけれど、鵺は共存という道を画策しています。千幾百年前は、人を信用した結果封印されてしまったとのことですが。どちらにしても、鏖同士で考えが全く異なるのは間違いないですね。
さて、ついに始まった火車戦。何となく察してはいましたが、もはや人間の立ち入れる空間ではないですね。宿儺VS魔虚空みたいなもんですね。鵺の技は「四位封像展開」で火車は「降禍」。火車の方がシンプルでいい気が…いや、こういうのはやめときましょう。それ以上にインパクトのあったものが、その次のページ!何と神々しい一枚。曼荼羅のよう、と言えばよいのでしょうか。ここまで美しいシンメトリーを漫画で見ることができるなんて!
ただ、そんな悠長に構えている場合ではなさそう。今後の鏖戦を考えて隊長たちでさえ弱音を吐くほどです…。学郎たちは、こんなバケモノに太刀打ちできるのか…。
・夜桜さんちの大作戦
凶一郎VS灰、決着→七悪VSもず戦
①凶一郎と灰、罪と許し
少しずつ描かれていた凶一郎と灰の関係性。旦との最終決戦のさなかに二人の間の溝が埋まることになります。過去、灰が失った家族とその出来事の関係者、凶一郎。今回の裏切りによって灰は殺される覚悟をしましたが、それは旦との接触の際に幸せになれないことをわかってはいたものの夜桜を捨てる代わりに「家族や健康」を得る交渉に迷い、攻撃できなかったから。それを凶一郎は分かったうえで許し、むしろ嬉しいと答えたのです。逆に凶一郎は灰の家族を死なせたことを、灰が許しても自分を許すことはないと宣言。矛盾していますが、これこそ長男・凶一郎の魅力ですね。
・悪祓士のキヨシくん
キヨシ、ボウリングに誘われる→女子もいることが判明→女子を意識しすぎてガーター連発→マドンナ早乙愛に悪魔に憑かれる→あっさり分離させ、悪魔もろともストライク!!
①臼井先生のギャグ
今回注目なのは、内容とともにキヨシの世界観を表現するギャグです。すごく語彙力低いかもしれないですが、本作って「漫画って感じがする」という感想を毎回持つんですよねぇ。作画がまず他にないようなものになっているので、臼井先生だからこそ引き出せるキヨシたちの魅力というのはビシビシ伝わってくるんですよ!例えば、今回でいえばキヨシがガーターを見事に決めるシーン。勢いあまりすぎて体が浮いてしまっているので、驚いたり体制を崩したりしてしまうようなこの場面。キヨシは驚きもしませんでした笑 女子を意識しすぎて動きが硬くなっているのをうまく表現しきれている印象を受けました。
セリフやオノマトペなどのフォントも丸くてゆるい印象を与えてくれるので、自然に読み進むことができるのだと思います。
話もボウリング一本でめちゃくちゃ広がるなと感嘆しました。最後は悪魔も出して方向性を見失うことなく展開していましたし!次回も楽しみ!
・逃げ上手の若君
北畠顕家遠征軍の戦い閉幕→後醍醐天皇の恩賞→時行と後醍醐天皇とのひと悶着→時行一人が呼ばれ、失敗すれば死刑のクイズ始まる
①後醍醐と時行
吉野に帰還した時行一行。そして遂に対面!後醍醐天皇と時行。他の者が官位や字を賜る中、時行はそれらをすべて拒否します。そもそも、顕家を失って悲しんでいる中で顕家の文や冠を持っていることにいら立ちを覚えていたので後醍醐はかんかんでしたが。
ここで、北条時行に関する情報がナレーションで紹介されました。それによると、時行は生涯官位を名乗らなかったそうですね。これに関しては、確かに謎ですね…。仮に後醍醐天皇が時行を警戒していたとしたら、相当尊氏の件が聞いていたのかもしれませんね。
・願いのアストロ
獅鷹戦→世剣サツキ登場→獅鷹・サツキ撤退
①世剣家の長男と末男
獅鷹との戦いもクライマックス!まさか重力のアストロだとは…。最強すぎるなこれ、基本が強いのに加えてここまでの戦いのように応用も効く。ここからどう戦っていくのか、というところで第2養子のサツキ登場。しかもエレベーターだと...?一体何願ったん??獅鷹を頂点に立たせたい的な願いでしょうか?
そして、今回初登場なのが”暁鑛”。寅兄は何か知っているようですが。さらに、獅鷹はヒバル達に「世剣とこの天災は無関係じゃない」と告げます。つまり、アストロの能力は世剣が引き寄せたor元凶の存在だということですよね。ただ、世剣家の多くは養子なので血縁が関係しているわけではないと思います。
次回は再びセンターカラー!今回で獅鷹が世剣に振り回されている可能性が見えたので、何かしら過去回想が描かれてほしいですね。
・アンデットアンラック
不死不運VS不滅→ニコ・ボイドをはじめとした各地のユニオンメンバーが終結!→不死VS不滅in宇宙
①不死大暴走!!
前回、超超超久しぶりにアンディが風子のもとに帰ってきました!!帰還早々ブラッドの凝血球を破壊、分身からの不運との連携技!この相手の頭の回転を上回るスピード感がたまらない!読者も次々繰り出される技に翻弄されていたのではないでしょうか。
不滅の「キミなら分かるでしょ(神に逆らうことは不可能ってことくらい)」に対して
と答えます。問答無用で理が立ちはだかるこの世界だからこそこの発言はかっこいい!
そこからユニオンメンバーも加わりシェン・ムイの伸展で宇宙空間へ。その中でアンディ・風子のおしゃべりタイム。ここで互いが互いをリスペクトしあっているのを見て、連載当初を思い出してかなりうれしかったです(中途半端な古参アピですはい)。
さて、宇宙での戦いに決着はつくのか!考えることはやめないでほしい。
・キルアオ
タッグマッチの申し入れ→決闘の内容→家庭科部協議会→古波鮫&大狼会議→幻獣組希少種学級委員・葉桜カイト登場
①幻獣組(希少種)の秘密
騎馬戦(マジの)でのタッグマッチを決意した大狼。対するは幻獣組希少種の2人。しかも、幻獣組の生徒はそれぞれが地獄で悪魔と契約した人間ばかり、とのこと。つまり、大狼の見てきた比喩的な意味での地獄と、幻獣組メンバーのいう地獄は意味合いが全く異なる。そういう意味では、大狼の主張に反論したくなってしまうのも分からなくはないですね。
地獄で悪魔と契約っていうのが新情報過ぎてまだ何とも言えませんが、少なくとも希少種はその中でも成功したメンバーで構成されているのでしょう。ただ、そうなると天馬や乙姫たちはどうなるのか?彼らは契約したのかそれとも数少ない先天性の才能に魅入られたものたちなのか。「ばかり」という言葉をそのまま捉えると、いわゆる天然天才もいることになる。天馬たちはそうであってほしいなあ、というのが個人的な願いです。
そして、最後に出てきた学級委員・葉桜カイトとは何者なのか?暗殺教室の浅野君のように、2代目の息子なのか。もしかしたらクローンみたいな展開もありそう。とにかく次回以降明かされることでしょう。あと、どっちが馬に乗るのか。
・さいくるびより
ことねの夢→現実の病室シーン→夢の中での幼少期ことねとの交流
①母の夢の中
読心術を用いて、眠る母の心を読み取ろうとしたことねでしたが、それどころか夢の中に入ってしまいます。子供の頃の一場面のようですが、母は今ことね(便宜上今ことね・子供ことねとします)を認識することはできません。ということは、ただの夢ではなく、記憶そのものor記憶を再現した舞台といえます。認識されないから近くでじっくり母・父・子供ことねの団欒を見ることができるのはある意味楽しいのかも。
さて、夜になり、自身の寝相の悪さに驚愕した後、リビングに戻ると父母が何か話しています。内容としては、「どんな人生を歩んでも元気で幸せでいてくれれば」というものでした。母の中に入ったからこそ見ることができた場面。これは嬉しい!そして...子供ことねが自分を認識できることを確認し、彼女に母を目覚めさせる言葉をかけてもらうことに...。勿論辛い現実に戻すことになるので、誰も傷つかないわけにはいきません。それでも、目覚めさせることが大切なのです。次号、最終回。
・極東ネクロマンス 最終回
①急展開の最終回
前回のラスト突然現れたチタリに似ている人物(Aとします)。家内に侵入したかと思えば、「シシとチタリの指輪を作ったのは自分」だと明かします。え?いきなりなんだ?と驚いてるところに「Aの故郷が侵略され、その仕返しに全世界に死霊がばら撒かれた」「Aは宇埜薫の高祖父に恋をしていたので極東に送るとこには反対した」「宇埜家の男と結ばれた女は許せないとおばあちゃんの魂をとる」と立て続けに話が展開されていきます。死霊はある地域のものだったんですね....。しかも、宇埜家にご執心のようで、祖母を解放して欲しければ自分と結婚して、と交渉してきました。なんやこの状況...。
そして最後は生きていた耀司が釣りをしていた場面で終了。
最終回でここまで新情報を持ってくるとは。近年でもそうそうない最終話となっていましたね。もう少し続いていれば徐々に出していく予定だったのでしょう。
②連載を振り返って
今回の那波先生の新作『極東ネクロマンス』。死霊を持つもの同士の戦いを描いた本作は、前作よりも那波先生の独自のワードセンスや設定が光っていた印象ですね。憂鬱(メランコリー)をはじめとしたルビもかなり面白かった!また、魂の設定も、死霊による影響をより分かりやすくしていて良かったと思っています。ただ、死霊そのものの魅力をもっとみつけたかったなぁとも思いました。勿論、チタリやシシの性格や所有者と交流は良かったのですが、それぞれの明確な差別化や発動条件の分かりやすさ(気持ちや感情の問題になってしまった)があればよりワクワクした気がします。
次回作、楽しみです!
・妖怪バスター村上
①村上、ピンチ!?
今回は村上が、人間に恐怖に陥れる妖怪"震々"による攻撃を受けてめっちゃネガティブに。これに対し、イルkじゃなくてドラゴンの協力も得て解決することに!ただ、メリーさんは嫉妬するし天狐は消しゴムを持ってくるしドラゴンはイルカの芸やっちゃうしで大混乱笑
さらに、これを好機と見た河童が村上に襲いかかります!このピンチに、紅院は村上の好きな猫の真似を...。うん、なかなかきついねこれ。ただ、何故かこれで村上復活&河童を秒殺しました。恐るべし猫の凄み。
さて、次号はついに四天王最後の1人との戦いに挑みます!
まとめ
今回も投稿が次号発売日後になってしまいましたが、無事投稿できそう!
今回のやり方結構いいかもですね。
さて、あと一回やったら大学も始まるのでこの感想シリーズはしばらくお休みですね。代わりに別の新シリーズも考えているので乞うご期待!
今回も一読してくださりありがとうございました!
良ければ次回の記事を読んで下さい!