映画鑑賞備忘録『リアル・ペイン~心の旅~』
2/2 再度考察してちょこちょこ修正
ストーリータイプ:人生の岐路
要素1『人生の問題』:祖母の死が原因で鬱になった従兄弟のベンジーが半年前に自殺未遂をした
要素2『間違った解決法』:心配して世話を焼き、過度に干渉する
要素3『受容』:干渉してもベンジーを変えられないことを受け入れる
個人的評価:3.5/5.0
感想:一見すると一番痛みを抱えてなさそうなやつが、実は一番苦しんでいたという映画。
ユダヤ教にとって墓石の上に小石をのせることは、死者への敬意を表すことらしい。
つまり、最後に家の前に石を置いたのはきっと、過去のベンジーを心配し過ぎていた自分に対して敬意を表したということなんだろうなあ。
※ストーリータイプとは
ストーリー内に含まれる3つの構成要素によって決まるストーリーの定型パターンを、パターンごとにジャンル分類化したもの
・人生の岐路とは
『人生の問題に対して間違った解決法を行う主人公が、受容こそが真の解決法なのだと理解する話』