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ぼくは座ったまま眠れない

ぼくは座った状態で眠れない。

夜勤が終わって自分のデスクに座り、仮眠する時間があっても眠ることができないなら完徹になる。

若き頃、スキーによく出掛けた。

夜のうちに家を出発して夜明け前にスキー場に着く。

ほんの数時間、自動車の中で睡眠を取ってから滑り出すのだが、ぼくは眠れない。

だから徹夜状態で一日スキーをする羽目になっていた。

電車の中でよく居眠りをしている方を見かける。
ぼくは羨ましい。

電車に座って目を閉じていることは何度かあるが、ぐっすり眠り込んだことがない。

眠れない状況で、ほんの少し睡眠時間を取れるワンチャンスがあっても有効に使えない。

本当に厄介な習性だ。

しかし一つだけ良いことがある。

お酒を飲み過ぎても、電車の中で居眠りをして最寄り駅を乗り過ごす心配がない。

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昭真(shoshin)
「通勤電車の詩」を読んでいただきありがとうございます。 サラリーマンの作家活動を応援していただけたらうれしいです。夢に一歩でも近づけるように頑張りたいです。よろしくお願いします。