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【通勤電車の詩 vol.96】お母さん業もたいへんだ 2

優先座席の端、長椅子の連絡通路の扉近く。
お若いお母さんはベビーカーと向かい合うように座っている。
赤ちゃんはすやすやとおやすみ中。
向かい合うお母さんもうとうとと居眠り中。
二人は向かい合って夢の中。

赤ちゃんが起きている時は、たとえ眠たくても疲れていてもずっとお世話の連続。
お母さん、このタイミングでないと居眠りなんかできないからね。

向かい合ってお互いの夢を見てるんだろうか。
お母さん、乗り過ごさないでね。





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昭真(shoshin)
「通勤電車の詩」を読んでいただきありがとうございます。 サラリーマンの作家活動を応援していただけたらうれしいです。夢に一歩でも近づけるように頑張りたいです。よろしくお願いします。