【通勤電車の詩】走れ、フェニックス
階段を駆け上がってくる男性を見た。
大学生くらいかな。
まるで階段を滑るように上がってくる。
ぼくが階段を走ったらあんな風には行かない。
どたどたとただみっともないだけ。
と言うか、そもそも走ろうなんて思わない。
何でこうなったんだろう。
加齢のせいに他ならないが、なにやらせつない。
身体が動かなくなってしまったんだから仕方がない。
諦めよう・・・、なんて思わないっ!
トレーニングを日々続けている。
いつの日か、あの青年と同じように走ってみせる。
▼「通勤電車の詩」はこんなふうに生まれました▼
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