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【ありふれた日常から】宝くじ売り場の粋なおばさん

年末ジャンボを会社の近くの宝くじ売り場に買いに行った。 
ぼくはどうせ当たらないから、そんなにお金を掛けたくなかったし、バラを1セットだけ買うことにした。

「1等を入れときましょうか」
冗談なのだろうが、おばさんが真面目な声で聞いてきた。
「ぼくはそんなに欲張りじゃないから、2等でいいよ」
ぼくもジョークで返す。

「そしたら2等を2枚入れときましたよ」
そう言って、おばさんはぼくに宝くじを手渡してくれた。
夢を売るのに打って付けの粋なおばさんだった。


▼毎日ふと思うこと、エッセイのような、詩のような、サラリーマンのつぶやき


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昭真(shoshin)
「通勤電車の詩」を読んでいただきありがとうございます。 サラリーマンの作家活動を応援していただけたらうれしいです。夢に一歩でも近づけるように頑張りたいです。よろしくお願いします。