【通勤電車の詩 vol.81】時間を支配する人
ホームのベンチに一人座るおじいさんがいる。
電車待ちの列に並ぶわけでなく、周りに通勤の乗客が群がるように歩いているが、悠々と座っている。
傘を杖のようにして両掌を載せて少し猫背だ。
私服を着ていてどう見てもサラリーマンじゃない。
こんな一日で最も電車が混む時間帯に、じっとベンチに座って何をしているのだろう。
ここから先は
216字
¥ 100
「通勤電車の詩」を読んでいただきありがとうございます。 サラリーマンの作家活動を応援していただけたらうれしいです。夢に一歩でも近づけるように頑張りたいです。よろしくお願いします。