人はイメージが大切(革靴編)
スーツは古くなると着ない。
長くて三〜四年程度。
どうしても毎日来ていると、よれよれになってしまうからだ。
革靴は三足持っている。
なぜかはわからないが、全ての革靴とも、もう10年近く履き続けている。
スーツに比べて頓着していない。
それに足に馴染んで履きやすい。
この中に茶色の革靴がある。
所々、適当に色がはげてきて、それはそれで絶妙な味がある。
結局、捨てられない。
いつ新しい靴に交換すればいいだろうか。
やはり第三者から見て、みすぼらしく見えるようになった時だろう。
第三者に靴をまじまじと見られる機会は少ない。
例えば、飲み会があって居酒屋が座敷なら、靴を脱がなければならない。
靴棚に靴を入れる時、横に並んだ人に至近距離で靴を見られる。
いつもピカピカの靴を履いていても、この一時だけみすぼらしい靴を履いていたら、これまでの苦労が水の泡だ。
見られる機会が少ないだけに、一見のインパクトが強くなる。
やはり靴は普段からピカピカにしておかないと、いざという時に汚点を残してしまう。
人はイメージが大事だからね。
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