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子供の頃、空き地に基地を作って遊んでいた

子供の頃、あちこちに空き地があった。

そこにヒューム管が一つでもあったら、そこはぼくらの基地に改装されていた。

ゴザを持ち込んでヒューム管の中に敷く。

ベニヤ板を持って来て、入り口に立て込む。

チョークを持って来てヒューム管の中に落書きをする。

ヒューム管という狭い空間がぼくらの特別な場所になる。

子供は狭い空間が好きだ。

猫みたいに。

学校が終わっなら、友達はみなそのヒューム管のある空き地に集合する。

そこで何時間も遊んで家に帰る。

毎日のようにそこに集合していたのに・・・。

ある日、突然撤去されていた。

あの時の虚しい気持ちは今も覚えている。


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昭真(shoshin)
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