見出し画像

災いは二度やってくる〜窓はちゃんと閉めよう〜

小学生の時だった。

50年も前だと防犯のことなんか考えないで、家の扉も窓も開けっぱなしだった。

ぼくは学校から帰ってきて、いつものようにベッドの上にある普段着に着替えた。

服を着た瞬間に背中に激痛が走った。

ぼくは泣きそうになりながら服を脱いでみると、一匹のスズメバチが何もなかったように窓から出て行った。

半泣きになりながら服を着たら、激痛がもう一発。

もう一度服を脱ぐと別のスズメバチが何もなかったように窓から飛び去っていった。

なんとぼくの服の中にスズメバチが二匹も潜んでいた。

さすがにぼくを声を上げて泣いてしまった。


いいなと思ったら応援しよう!

昭真(shoshin)
「通勤電車の詩」を読んでいただきありがとうございます。 サラリーマンの作家活動を応援していただけたらうれしいです。夢に一歩でも近づけるように頑張りたいです。よろしくお願いします。