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かっこいいスニーカーを履いてみたい

この歳になってかっこいいスニーカーを履きたいと思っている。

でもぼくは明らかに見た目の冴えない初老のおじさんだ。
かっこいいスニーカーを履く土俵にさえ上がれない。

そんなことを思い始めたのは息子の影響かな。
ぼくはシューズラックに無造作に並べられたスニーカーたちを毎日見てきた。

形といいデザインといい、ぼくが今履いているものと比べたら次元が違うほどにかっこいい。

ぼくの目がいつの間にか、ぼくにとって不相応な存在を受け入れてしまっていた。

どうすればそんなかっこいいスニーカーを履くことができるだろうか。

白髪を染めて、黒くした方がいいだろうか。
猫背を矯正した方がいいだろうか。
ダイエットしてお腹を引っ込めた方がいいだろうか。
着ている服をもう少し派手にした方がいいだろうか。

全てをクリアするには、途方もない時間がかかりそうだ。
どなたか良い方法をご教示ください。

「通勤電車の詩」を読んでいただきありがとうございます。 サラリーマンの作家活動を応援していただけたらうれしいです。夢に一歩でも近づけるように頑張りたいです。よろしくお願いします。