『台灣建築記憶』の話
ezirarosです。よろしくお願いします。
最近作ったジェネラティブアート作品『台灣建築記憶』が、2023年6月17日から6月25日(日)まで『Proof of X - Blockchain As A New Medium For Art -』で展示されます。
今回はこの作品を紹介しようと思います。
作り始める前に
5月にfxhashのDiscordサーバーでこのメッセージを見ました。三週間ぐらい完成できるかと心配していたが、やっぱりこのチャンスを見逃したくない!と申し込みフォームを送りました。
「Blockchain As A New Medium For Art」というテーマを聞いた時、最初は販売と転送履歴などを利用してジェネラティブアートを作りたかったです。例えば、半年前に私が作ったサンゴシリーズ。5つのNFT作品です。最初の4つはfxhashで発行し、最後の1つは台湾発の「akaswap」というプラットフォームに発行しました。この最後の作品は、閲覧者のウォレットを確認し、前作を持っていれば生成されるサンゴが変わります。
でも、fxhashってそのようなプラットフォームではないです。HTTPリクエストは禁止されています。
そのため、考え方を変えました。私たちはWEB3の便利さのおかげで、簡単に国境を越えて作品を現地に送り、ライブミント(自分でパラメータを調整して生成した作品を買うこと)が実現できます。この観点から考えたら、10人のアーティストの中で、私ならではのテーマは「台湾」だと思い至りました。
台湾でよく見られるものの中で、一番「ジェネラティブアートっぽい」ものはなんだろうと考えました。それは「鉄窓花」(レトロな鉄製の窓)かもしれません。すぐPinterestとGoogleで取材し始めました。
鉄窓花について、この文章にもっと詳しい情報があります。
https://blog.pinkoi.com/jp/design/uiqqjde5/
WIPsと多様性
(WIPというのはWork in Progressです)
始めたときは、窓だけ実装しました。
シンプルすぎるし、「窓」のイメージも弱いかなと思いました。それでタイルも作りました。すぐ面白くなりました。
時間を要素として考え始めた
他のテクスチャーも作りたくて、古いコンクリート壁も
窓の変化が足りなくて色々作りました。
台湾では雨がめっちゃ降るのです。多くの種類の雨を作りました。
あともう一つは止まらない雨。(JPEGで見てわかりません)
ちょっと欲張ったかもしれませんが、洗い出しとトタン屋根も作りました。(正直、それは一般的に作品にとってあまりよくないと思います。Long form generative artって多様性が大切ですが、一貫性も大切です。でも私はつくりたいです。)
fx(params)の利用
今回は「最大5つParamsを使う」というルールがあります。意外に難しいです。まずは一般人にとって、ジェネラティブアートってこと、どれぐらいわかるかわかりません。そうしたら、プリビュー画面とMint結果と違うということが受け入れない可能性があります。それが怖くて、ランダムシードを一つParamに設定しました。
4つしか残らないので、基本の設定(色・プリセットなど)をパラメータにして、雨・キャンパスのサイズ・時間・光と影などはランダムにしました。
そしてもう二つ表現もランダムにしました。
1、書きかた
2、筆の種類
作品の説明はここで終わります。ありがとうございます。
MINTしたい方へ
この日曜日(6/25)までに会場でライブミントできます。もし支払に何か問題があれば遠慮なくDMしてください。(会場に行けない方もウェルカムです。)
さいごに
今回はProof of X、KUMALEON、fxhashのみなさんとGinさんのおかげで、この展示会に参加できます。あとTakawo先生のおかげて日本人のフォロワーさんが一気に増えてきました。誠にありがとうございました。機会があれば台湾に来て案内させてください❤️
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