音楽は理系か、文系か?
この記事、2013年3月にアメブロに綴ったのですが、長らくご愛読いただいた一稿なのです。
先日、友人に、「音楽って、文系?理系?」と尋ねられました。
どちらだとお思いになります?
私は、「理系ではない」ということはない、と考えています。
なぜならば、「理系ではない」と捉えてしまうと、ところところで行き詰まるところが出てくる、と実感しているためです。
そもそも、「音」「音波」って、小学校の理科、中高の物理で習いますよね!
13個や17個の音符を、拍のなかで均等な間隔をもって弾くという意味合いの『連符』もあります。
拍子は、数字で表示されます。
「理系ではない」としてとりかかると、「あれ?」と思うこと多し、です。
一方で、作曲家の心情を、その時々の社会情勢から分析するのは、人文科学的であり社会科学的です。
「理系」「文系」どちらにも関係していて、さらに、独自のものがある。だから、『芸術系』という言葉、ジャンル、分野が存在するのだと思うのです。
私に音楽の系を尋ねた友人は、その当時、お子さんが音楽の道に進みたいと思っていて、だけど、楽器を習っているわけではない、学部をいろいろ探しているというところでした。私も、話を聞いて興味を持ちいろいろ調べてみて「芸術工科」という大学・学部・学科を、遅ればせながら知りました。ほんとに大変遅ればせながらで、古いところでは、今から55年以上前に創設された九州芸術工科大学がありました。芸術工学専門の単科大学で、21年前に九州大学に統合されて、九州大学芸術工科部となったようです。芸術工学の英語表記はdesign。学科のなかには音響設計学科もあります。たしか友人のお子さんは音響に興味があると聞いた気がしたので、そういう学科へ進んだのかもしれません。
また、この進路については、後日談がありまして。
この友人とは異なるのですが、やはり友人のお子さんが、この学部へ進みました。こちらは工業デザインって聞いていた気がします。その友人からは「芸工祭」というイベントもあると聞きました。全国の芸工大の製作発表の場のようです。
音楽って幅も奥も深い、ですよね。ほんと、興味が尽きません!
最後までお目通しいただき、ありがとうございます。あなたのピアノタイムを彩るひとつに、お役立ていただければ嬉しいです♪