音楽、それは時間芸術
”時間芸術”と言われる音楽。
わかるようでわからない表現。それでいて、とても魅了される表現。
音楽は、絵画や彫刻のように、作品が、目に見える形で存在していない。でも、聴こえてくる。空間を舞っているものが在って、そしてそれは、空間に昇華されていく。
空間を舞っているもの、それは音たち。歌であれば、音に言葉を乗せている。
音は、ひとつひとつ位置の高い低いがあって、それは、ある一定の時間、躍動(リズム)とまとまり(メロディ)を持って、空間を舞い続ける。1音1音、主張と個性と役割がある。歌であれば、言葉を運ぶ。そして、一定の時間が過ぎると、空間に昇華していく。
音楽会や演奏会、ジャズのライブやロックのコンサート、に行って、音の空間に身を包まれた経験をすると、何日も経った後でも何年経った後でも、音の空間に身を包まれた心地よさ、そのとき受けた感覚を思い出せる。
音を実際に聴いているのは一瞬であっても、音の空間に居た感覚を、その瞬間に感じた感動とともに、再現受容できるのだ。
心地よさを感じる音の空間は、ひとそれぞれ。そこがまた魅力。音楽は万人にむけて注がれるけれど、ひとは音楽を選ぶことができる。そう、好きな音楽を。
そして、その心地よさの受容も、ひとぞれぞれ。100人いたら100種の受け容れかたがある。そう、音楽は寛容で懐深い。
おひとりおひとり、ご自身の心地よい音楽空間との出逢いがありますように。
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