好き時間:健康診断後のお茶
毎年の健康診断。
その日が近づくにつれ、日々生活するのに異常はなくても何か見つかったらどうしようとか、食生活がよくないことを自覚していると自分の血液は大丈夫だろうか、とか色々と体のことが心配になってくる。だから健康診断が終わると、それまでの数週間のちょっとした緊張感から解放され、肩の荷が少し軽くなる。
午前中に健康診断があると朝ごはんは食べれないし、終わる頃にはお腹がぺこぺこ。
とりあえず何か食べたくて、いつも帰りに近くのドトールでコーヒーとサンドイッチを食べる。
小さい頃には病院へ行くとご褒美があった。通っていた病院の隣がモスバーガーだったので、帰りにいつもそこでアップルパイを買ってもらっていた。当時ジャンクフードがあまり許されておらず、マクドナルドなど行ったことがなかった私が唯一許されていたのがモスのアップルパイだった。幼い私はもちろんそのアップルパイをお目当てに病院へ行っていた。完全に、病院へ行く=アップルパイが食べれるの構図だった。
その習慣が大人になった今でも染み付いているのか、ご褒美というには少し大袈裟だが検査から解放されてお茶するのが毎年の健康診断後の私のちょっとした楽しみ。
ドトールは安心感がある。
大学生の頃、授業が終わってバイトに行く前に少し時間がある時とよく寄っていて、課題をやったり本を読んだりしていた。私は結構緊張しいの方だったから(今でもそうだが)、バイト前の緊張感を和らげるワンクッションを置く場にしていた。
大学生時代を引きずっているわけではないけど、その頃のイメージが強いからなんとなく今でも自分の中で安心するのだ。チェーン店は、場所が変わってもそういうイメージとか当時の雰囲気とか思い出を一緒に連れてきてくれる感じがする。
あと、サンドイッチが美味しい。
私はもっぱらツナチェダーチーズサンドのリピーターなのだが、今日は新商品のプルコギに。お肉がたくさん入っていて美味しい。検査後のあてつけか、それとも病院後が唯一ファストフード店に行ける機会だった幼少期の名残か、病院後は少々ジャンキーな味のものが食べたくなる。
体のメンテナンスであっても病院はどこか緊張してしまう部分があって落ち着かなかったりするので、そのまま帰るよりも一息ついてからさっぱりした気持ちで帰りたい。帰ったら、何も異常のない検査結果が来るのを穏やかな気持ちで待つのみ。
健康診断は、その後のお茶タイムがあってワンセット。おかげで、充実した健康診断にできる。