「え? そんな人、いるの?」
2022.12.12
寒くなってきた。
ネオにおみくじ
先日の「絵描きと歌人と本屋の猫ばなし6」で特典として引いてもらった「ネオにおみくじ」。
なぜ猫を愛するように人間を愛せないのかよくわからない
この短歌は、届きそうな短歌だ、と思っている。
……で、この赤い筒だった人は「当たり」で、リクエストいただいたお題で短歌を作成した。リクエストは「猫と本と本屋と」。
開いたら本から猫のヒゲが落ち あの頃読んだ本だと気づく
本を読む僕のひざには猫が乗る 本から僕を取り返すため
そこにいるだけでいい猫 そこにあるだけでいい本 そこにいる僕
……で、ここにちらりと書かれている「来年刊行のご本」のことの詳細を、来週12/20(火)20時からの「猫歌人のスペース」で話そうかな、と思っています。
お時間あるかたで、ひとりであたふたしながら話すおじさんの声を聞きたい人は、ぜひ。
作り手
なぜか、よくわからないんだけど、ずっと「作り手の想像ができていないまま生きてきてしまった……」ということを、最近になって感じる。
どういうことか、というと、クイズ番組なんて子供の頃からずっと目にしているのに、クイズ番組のルールを作った人に思いを馳せたことがなかった、ということに気づいたのが最近、というか短歌とかを作り始めてからだと思う。
じゃあ、どう思っていたのかというと、どうも思っていなかったのだ。「そのルールはただ、そこに存在している」と思っていた。いや、思ってさえいなかった。(あれ? この話、書いたことあったっけな……と、ここまで書いて思っている)
底抜けに馬鹿だったのか、底抜けに素直だったのかも知れない。
……というようなことを自覚しているときに観た、ダウ90000の「ワンピース」というコントの中に、僕はいた。
中田ヤスタカとperfumeの関係に言及したときの女の子の反応が、まるっきり僕だった。
「え? そんな人、いるの?」
季刊化
来年からは季刊になる『猫びより』。これでいまのところ来年の連載が『猫びより』の季刊と『ネコまる』の隔季刊となる。
Dr.コトー
そう言えば先日の日記で「全4回」と書いた「Dr.コトー診療所2006」だけど、まだ配信されてなかっただけで、全11回だった。そしてその最終回まで全部観終わった。
いやー、近しい人に病が多すぎる……。
あと、筧利夫演じる和田さんの、コトーへの言葉がいつもいい。普段は敬語なのに、ここというときの言葉が、ややタメ口になる、という微妙な塩梅が、すごくいい。
とにかく俳優陣が豪華で、16年経った今でも活躍している人ばっかりなんだよね。蒼井優とか、堺雅人とか。……で、このシリーズを最後に俳優を引退した子役だった子が、今回の映画化で出演するらしい。16年ぶりに。それは、もう映画の中ではなくて、映画の外で胸が熱い。