大きな連作
2024.05.28
昨晩の打ち上げから、今朝帰宅。
快活クラブでの一泊は、まあ、悪くなかったから、快活クラブに泊まったせいだけではないのだろうけれど、きょうはほとんど使い物にならなかった。雨というか、気圧の影響も大きそう。
昨晩の打ち上げでの会話を反芻していて、思い出したこと。
雷鳥社さんが、ちょっと神妙な顔で「……思ったよりも途中までしか読めない人が多くて、ちょっと驚きました」と言っていたのが印象的だった。
確かにSNSでの投稿では「途中で本を閉じました」とか「まだ読めません」みたいなかたが多くて、なんというか……珍しい本だよね。僕やキャッツミャウブックスさんは、ある程度そんな感じになるだろう、とは想定できていたんだけど(だからこその特装版のスリーブのアイデアだし、あとがきにはそのようなことが書かれているし)、でもみんなが最後まで読めないんじゃAmazonのレビューや感想のツイートが生まれづらい状態だな……とは思っている。
ひとまずは「あとがき」を全文掲載するのがいいのでは、という案があって、そうなりそう。「あとがき」は最初「まえがき」として書いていたものを、「これ、最初にあるよりは最後のほうがいいのでは?」という編集者サイドの提言によって、リライトと共にあとがきになった。ネタバレもないから、全文掲載しても全然問題なさそう。
そんな中で、書店のかたが紹介してくれてありがたい。
猫歌人・仁尾智さんの新刊『また猫と』サイン入りで入荷してます🐈 猫の挽歌集ということで、猫の死を悼む短歌を集めた歌集です。#また猫と
— カクカクブックス//新刊/古本/ドリンク/イベント/各務原市の小さな本屋 (@kakukakubooks) May 24, 2024
僕はまだ愛猫を看取ったことがないのですが、もうどの短歌を読んでも涙が溢れ出てきそうで胸が苦しいです。猫の寿命は人間より→https://t.co/CQjb1nbLxo
いつか読めるタイミングが来た時に、本棚からこの挽歌集を取り出し、そっと開き読んでみてください。
— カクカクブックス//新刊/古本/ドリンク/イベント/各務原市の小さな本屋 (@kakukakubooks) May 24, 2024
この歌集を読むのがしんどそうなら、まずは著者の仁尾智さんと、編集の安村正也さんのあとがきだけでも読んでいただきたいです。それから常備薬とするかどうか考えてるのがいいかなと思います。
『また猫と 猫の挽歌集』(雷鳥社)、仁尾智さんのサイン本が入荷しました。ご予約の方には当店限定の栞付きで昨日発送しております。https://t.co/gSHdGLpnNx
— 谷中・ひるねこBOOKS (@hirunekobooks) May 23, 2024
幾度となく猫との別れを経験してきた自分にとっても、特別な一冊になりそうです。同じ思いを共有する方に届いてほしい。#猫の挽歌集 pic.twitter.com/Qm9eyNXTtf
\\ サイン入り //
— ちぢき📖こりおり/島の本屋と珈琲屋と宿 (@coriolisbooks) May 21, 2024
仁尾智さんの新しい歌集が届きました。
猫歌人・仁尾智さんと、猫本専門店オーナー・キャッツミャウブックス店主安村正也さんが贈る猫の挽歌集。
何首か読んで、これは泣いてしまう!と一度閉じました。
じっくり、大切に読みます。https://t.co/6Mtk4gqr4M
「何回も猫を看取って悲しみの種類の多さに気づいてしまう」
— Title(タイトル) (@Title_books) May 27, 2024
愛猫の匂いややわらかさ。そしてその不在の穴。あまりこうした言葉は使わないが「わかりみが深すぎる」。仁尾智『また猫と 猫の挽歌集』(雷鳥社)*企画編集安村正也(Cat's Meow Books) pic.twitter.com/TmPiJ6RCqK
『また猫と 猫の挽歌集』
— ねこ絵本とねこ雑貨の店 かぎしっぽ (@kagishippoakita) May 28, 2024
猫歌人・仁尾智さんの新作歌集。猫の死を悼む短歌を集めた一冊です。
あら、表紙に傷がついちゃってるな、と思ってよく見たら猫の尻尾のような空押し。(この写真だとちっともわからないですね) 装丁も素敵なのでぜひお手に取ってご覧ください。https://t.co/fTirISqGKS pic.twitter.com/w2GWGDk5Ku
🆕【文学】
— 紀伊國屋書店入間丸広店 (@Kino_Iruma) May 28, 2024
本日もさまざまな新刊が入荷しております。
担当者の一押しは猫との日々をつづる
『また猫と 猫の挽歌集 』#仁尾智 #雷鳥社
どうかすべての猫たちがすこやかで、すべての猫飼いたちの悔いが少しでも減りますように、と願わずにはいられなくなる一冊です。
文学の棚にて展開中 pic.twitter.com/zNLg5T0hQl
みなさん、ありがとうございます!
短歌連作
『また猫と 猫の挽歌集』を大きな連作と捉えた場合、(実際には、短歌の賞はほとんど「未発表作品」のみで応募するので非現実的なことではあるけれど)何かの賞に応募したら、ひっかかるだろうか。これで獲れないなら、もうなに書いても獲れない気がする。
猫のうた
一昨日の日記でerimakiさんの展示紹介をまとめていたんだけど、その続き。
作品6
【作品6】(非売品)
— erimaki_cat (@cat_erimaki) May 28, 2024
掃除機にもう猫の毛が溜まらない 溜まらないのが堪らないのだ
〜猫のうたのできるまでより〜
【候補作】
魚ならすぐにルアーで釣られそう おもちゃで遊ぶ猫、楽しそう
黙々とひとり遊びをする猫の目があのころのわたしと同じ
額装サイズ:157×215(mm) pic.twitter.com/kb8EUuiSqM
作品7
【作品7】
— erimaki_cat (@cat_erimaki) May 28, 2024
招き猫みたいなポーズ もうじゅうぶんあなた自体で福は内です
〜猫のうたのできるまでより〜
【候補作】
ふとんから出ないわたしをうながしているかのように顔を洗う猫
招き猫のポーズの猫よ 「右手なら金を招く」は迷信ですか
額装サイズ:157×215(mm) pic.twitter.com/tqW1cGFYVC
作品8
【作品8】
— erimaki_cat (@cat_erimaki) May 28, 2024
寄り添って寝るしケンカもする 仲がいいのか悪いのか猫二匹
〜猫のうたのできるまでより〜
【候補作】
網戸ごし 外の匂いを嗅いでいる元外猫の後ろ姿よ
庭に来た鳥を眺める猫二匹 からだが少し触れ合う距離で
額装サイズ:157×215(mm) pic.twitter.com/Qi2VfU0EM2
作品9
【作品9】
— erimaki_cat (@cat_erimaki) May 28, 2024
「これじゃない」みたいな顔で猫が見る ちゅ〜るは一日一本ですよ
〜猫のうたのできるまでより〜
【候補作】
訴える目で見る猫のためならば重い腰でも上がってしまう
額装サイズ:157×215(mm) pic.twitter.com/RYxM1pV91r
作品10
【作品10】(売約済)
— erimaki_cat (@cat_erimaki) May 28, 2024
立ち上がりなにかを見てる猫を見て「かわいいは作れない」って思う
〜猫のうたのできるまでより〜
【候補作】
その興味津々度合いは 虫?トカゲ? 猫の様子に戦々恐々
「たいへんです 庭に知らない猫がいます」猫の報告からのドタバタ
額装サイズ:157×215(mm) pic.twitter.com/SYu2MARoiR
作品11
【作品11】
— erimaki_cat (@cat_erimaki) May 28, 2024
「いっちょやりますか」と伸びをした猫がまた丸くなり眠る雨の日
〜猫のうたのできるまでより〜
【候補作】
伸びをする猫に「お疲れさま 四足歩行もたいへんだよね」って言う
猫だってのんきに見えて肩こりやストレス、花粉症だってある
額装サイズ:157×215(mm) pic.twitter.com/NPosBMvjdu
作品6〜11は、作品のサイズが少し小さくて、小泉さんからの「書いたときに考えていたこと」のテキストもなしで、純粋にイラストだけを見て、短歌を作った。
現状は作品10が売約済。
【通販のお知らせ】
— erimaki_cat (@cat_erimaki) May 28, 2024
『猫のうた』作品の通販は6/2(日)20:00〜スタートします
よろしくお願いします
作品の通販は、6/2(日)20:00から。
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