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文学フリマ東京36の顛末

2023.05.21

きょうは、朝から文学フリマ東京へ。秦野駅で一度改札を出て、朝マックのマックグリドルを食べてから、ロマンスカーに乗って新宿まで出て、山手線で浜松町へ。モノレールで流通センターまで。開場直後くらいに入場。設営は相変わらず、なんか正解がわからない。

こんな感じで勘弁しておいた。ウォールポケットの中に選べる短歌を入れようと思っていたんだけど、思いのほか視線が下になってなかなか見づらいかもな、と思って、見づらいのであれば、見ても見なくても同じであるシークレットを入れればいいのでは、と思いつき、そうした。
……で、選べるほうのカードは机の上にレコード形式に立てて置いておいて、パタパタと選んでもらう形にした。

結果として、この形で正解だったような気がしている。意外とみんなちゃんと吟味して選んでくれて、それはつまり買わない短歌も「読んでくれている」ということなのだ。
手に取って笑ってもらったり、大事そうに引き抜いて購入してもらったり。「物にする」って本当に大事なことだ、と思った。

ご購入いただいたみなさん、ありがとうございました!

こんなツイートをしたら、みなさんが差し入れをしてくれて……。なんかすみませんでした。朝マック以降の食事は、すべて差し入れでまかなってしまった。

文学フリマ東京収支

さっき帰宅してから、売上を勘定したら、欠品だった『三十一筆箋 −猫−』の増刷費用が捻出できそうなくらいは売れていた。安堵。

久々のかたやはじめましてのかた、「Twitter見てます」のかた、「note読んでます」のかた、たくさんお会いできました。そういう意味では文学フリマはいいのかもな……。「わざわざ会いに行く」という硬さがないぶん、気軽にすれ違えて挨拶できるような空間だから。同じ空間にいながら、会えない人もいて、それはそれで、まあ、タイミングだよね、みたいな感じで済んじゃうし。

今回は気になる本がいくつかあったんだけど、結局どこにも行かず、ずっとブースで売り子に徹していた。

ただ、まあ、とにかく疲れた。疲労感がすごい。ひとりでの参加だからかもしれないけれど、もう誰かと参加するほうが面倒に思える。

加齢による衰えを如実に実感した。この日記を書けていることが、もう、なんか偉い、と思っちゃう。


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仁尾智(におさとる)
そんなそんな。