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#和菓子研究

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ドラえもんのようにタイムスリップして和菓子と歴史を紐解いていく連載です。
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記事一覧

鹿児島名物は韓国からやってきた !?日本のかるかんと韓国のソルギ

前回のカステラの記事にも登場したが、韓国に「ソルギ(설기)」という餅菓子がある。米粉に砂糖を加えて作る蒸しパンのような餅菓子で、子供の100日のお祝いや、初めての誕生日をはじめ、お祭り、お供え、日常的にも食べられる餅菓子である。 餅菓子、と言ったものの、日本と韓国では"餅"の概念が大きく異なる。日本のお餅といえば、もち米を搗いて食べるもちもちのビヨーンと伸びるお餅であるが、韓国のお餅はトック(떡)といい、米粉で作られるため、伸びないのが特徴である。しかし九州のお菓子は生地が

韓国和菓子旅vol.1 江戸時代のカステラが食べられる!?日本と韓国のカステラ文化

韓国で目にする機会が多い和菓子「カステラ」。韓国語でカステラの表記は「카스텔라」で、読み方はそのまま「カステラ」。多くのパン屋さん、コンビニ、スーパー、カフェ。そしてなんとスターバックスでも販売されている。 さらに、表面にカステラを粉状にしたものをお団子にまぶして食べる、キョンダン(경단)という韓国のお団子もある。なぜ韓国にはカステラ文化が根付いているのか、そしてこのカステラ文化は日本のカステラ文化と関係があるのか。今回は日本と韓国のカステラ文化について探っていこうと思う。

北海道和菓子文化の謎に迫る!vol.2〜鉄道編〜

北海道愛にあふれすぎて、北海道の和菓子文化を探っていく、このシリーズ。前回は北海道の和洋折衷なお菓子文化を探るべく、千秋庵の歴史とともに紐解いていきました。 予想以上にたくさんの方に読んでいただけてとても嬉しいです。さて、北海道の和菓子文化において、鍵を握るのが「鉄道」です。今回は他の地域ではなかなか見られない、北海道の鉄道とお菓子の関係について探っていこうと思います。 🚃北海道の鉄道の歴史1854年、日米和親条約が結ばれます。これにより、函館港が開港、外国船の燃料が必要

シュガーロードを巡る旅vol.2 カステラは和菓子?洋菓子?

「カステラって和菓子?洋菓子?」よく聞かれるこの質問。ケーキのようなふわふわのスポンジは洋菓子みたい。だけど売ってるお店は和菓子屋さん…?うーん、カステラは一体どっちなんだろう…? ふんわりした生地、底のザラメ。鮮やかな黄色のカステラに何度元気をもらい、癒されてきたことか…!今回はそんなカステラがどこからやってきてどうやって発展していったか、関わっているのはポルトガル、韓国!?世界とのつながりを見ながらカステラの歴史を探ってみましょう! カステラがやってきた!カステラが日

シュガーロードを巡る旅vol.1 和菓子はここから始まった! “シュガーロード"ってなんだ!?

私が生まれ育った九州には大福やどら焼きといったあんこを使ったいわゆる和菓子文化があまり根付いていません。少し前までは「なんで大福がないの?どら焼きがないの?」と大福やどら焼きの有名店があふれんばかりに立ち並ぶ東京を羨んでいました。 しかし、九州にはどこの地域にもない特別な場所であると、最近になって改めて誇らしく思うようになりました。それは、カステラや丸ぼうろといった南蛮菓子が多く存在すること。そして、南蛮菓子の存在は海外から入ってきたものを一旦受け止める柔軟さ、それらを研究