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自分ができないことを素直に書き出してみると、できることが少し見えてきた

ふと理想と現状のギャップを大きく捉えてしまって、落ち込むこと多いなと感じ、そういう自分に対して「過大評価をやめる宣言」をしたく、今の思いを書きました。

過大評価をやめる

「自分はもっとできる」、「もっと時間をかければできるようになる」そうやって過大評価をしている自分自身がいる。

心の中で、そう言い聞かせることで、自信をもたせようとしているのだ。そうやって、今の自分と理想の自分の差を大きくしてしまうのって、なんでなのだろう?

例えば、僕の場合、「機転が周り、トラブルが起きても臨機応変に対応できる自分」「誰もがアッと驚くような企画をつくることができる自分」「ひとつ会社の代表として、経営をしている自分」を理想像に考えてしまう。

そうした自分を描くこと自体はいいと思う。ただ、いくつもの失敗や困難で、理想の自分になれていない状態が続いて、人との比較で劣等感に心が占有されてしまったらいけない。

こうした状況を克服していくために、何をしていくのかをまとめる。

小さな一歩を積み重ねる

周りからの評価とかではなく、純粋に自分の意志を大事にしたい。周りの評価は自分ではコントロールできない。自分がコントロールできるのは、自分自身の行動だ。

自分の理想に対して、小さな一歩を地道に積み重ねていきたい。いきなり大きな前進なんてない。毎日の継続が大きな一歩へと変わる。

自分はスーパーマンではない

「自分の力の誇示」に力を使い過ぎないようにする。自分一人の力って限られている。これまでの人生で自分はスーパーマンではないことを十分理解している。何かしようとした時に、自分が苦手なことは絶対にある。そんな時に、周りの仲間と連携して取り組む力をもっと鍛えるべきだと思う。素直に自分ができないことを認めてみる。

新しいアイデアを考えるのが苦手、文章を書くことが苦手、お金の流れを設計することが苦手、細かいところまで考えるのが苦手・・・・

これまでの自分は、こう書き綴ると、「やっぱだめだなー」と感じていた。だけど、それをやめる。自分ができないから、周りの力を引き出していきたいと考える。どちらかというと、周りの目を気にしていたせいか、人の良いところ無意識に感じる力はあると思う。その力を伸ばしていけばいいのではないかと思っている。

自分は何のリーダーになるのか?

上に書いたような考えで一歩ずつ積み重ねていこうと思うのだけど、「自分はどこに向かうのか」という指針も必要だ。自分が誰よりも情熱を持って、取り組んでいくことは何なのか?これまでの経験の中で、まとってきた「いいことを言わないといけない鎧」「周りの評価を気にする鎧」を全部脱いだ時に、何が残るか?

「周りとの比較」を重視していた自分の指針は、相手より勝ることだった。自分が決めた指針を持てていなかった。結果的に、就活の時はどれだけ周りより売上のあるビジネスをつくれるか、そういう社会人になるためにはどうすればいいかで頭がいっぱいだった。

でも今の会社は、売上とか市場とかよりも、人それぞれが持つ情熱、課題感を一番大事に考える文化がある。この文化に触れた時、人間らしいなと思った。直感的に、僕はこうありたいと感じた。

今の教育開発事業部で子どもたちと接しても、改めて感じることがある。子どもたちは本当に人間らしい。自分の嫌いなことはやらない、でもやりたいことには情熱的にのめり込む。いつのまにか、成長するにあたって、自分がやりたいと感じることに対して、自分でストップをかけてしまう癖がついてしまっているのではないか。

大人になるにつれて、周りからの評価、失敗に対する不安といった抑制力がどんどん大きくなっていく。多くの組織でも、共通にして言えることなのではないか。だから、僕は、もっと情熱ドリブンで行動できる場を増やしていきたい。まだ抽象的かもしれないが、具体的な一歩を踏み出していきたい。

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