千石桃子

病気のことを中心に、思ったこと感じたことを徒然と書いていけたらと思っております。

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マガジン

  • 統合失調症とわたし

    20歳でうつ病と診断され、統合失調症を患うアラフォーの私の、約二十年近くにわたる闘病記です。 私と同じ病気や、精神疾患を患っている方に今まで経験してきたことを書いていくので少しでも参考になれば幸いです。

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番外:統合失調症とわたし

さて、改めて統合失調症についてここでおさらいしたく思います。 統合失調症は、治る病気ではありません。何故なら、脳の病気だからです。脳の病気と言ってもピンとくる方はいらっしゃらないかと思いますが、脳内で情報を伝える神経伝達物質のバランスがくずれることが原因で起こり、その所為で幻聴や幻覚、または気分の落ち込みなどの症状が現れます。 そして、陽性症状の主な症状は幻覚や幻聴で、薬で抑えることが比較的簡単で、陽性症状の方が症状として出る人が多いようです。薬の量も少なくて済みます。

    • Aセクのわたしの恋

      私は自分のことをAセクだと思っているけれど、果たして本当にそうなのかなと思う時がある。過去に好きになった人がいないわけじゃない、そんな経験を持つのにAセクを名乗るのは些かなんだか、違和感を感じてしまう。 そんな今日この頃。 私の趣味は小説を書くことで、Kindleに上げて一応それでお金をもらってはいるけれどそれはエロがえげつないとされるBL小説で、男嫌いで通している私が何故、男同士の恋愛が書けるのか。それは永遠の謎だけど、思うに禁断というものが私にはたまらなく魅力的に映るのか

      • 出張!統合失調症と私①

        さて、ここではコメントいただいたことに対してのお答えを書こうかと思います 質問の内容としては要約すると「薬以外に心のリハビリが必要なのでは?」といったものでした。 心のリハビリといってもいろいろありますが、陰性と陽性ではまったく話は違ってきます。質問の方が陰性であるのならという前提で答えさせていただくと、本人がリハビリが必要だと思えばやる意味というか、意義があるのだと思いますが、私も統合失調症になってからいろいろと病気によさそうなこともしてきました。薬の服用以外にも、チャ

        • 統合失調症とわたし⑱

          では、薬について詳しく掘り下げていこうと思います。 薬……これに関しては、統合失調症の人だけではないのですが飲まないと生きて行けないものです。寧ろ、薬は仕事と考えた方がいいかもしれませんね。薬を飲むのを拒否する患者さんもいるようですが、これだけはどう足掻いても逃げ切れません。薬に生かされているようなものなのです。諦めて飲み続けるしかないと、私は結構あっさりと受け入れてしまいましたがそうでない方もいるらしいですが、酷なようですがこの病気になってしまった以上、薬に頼って生きて行

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        番外:統合失調症とわたし

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        • 統合失調症とわたし
          19本

        記事

          統合失調症とわたし⑰

          前回のnoteに薬について書くと申しましたが、あくまで私が体験した症状というか、統合失調症にも陽性と陰性があり、陰性である私の体験談ですので陰性の方とはまた、違った薬を飲んでいます。そのことを踏まえた上で、読んでいただけますようお願いいたします。 聞きかじった知識ですが、陽性の人の症状は比較的薬で押さえ込みやすいようで、薬の量が少なくて済むそうです。陽性の主な症状は幻覚、そして幻聴です。それらは薬を飲むことで幻覚も見えなくなるし、幻聴も聴こえなくなる。厄介なのが陰性で、陰性

          統合失調症とわたし⑰

          統合失調症とわたし⑯

          私が首を切って疲れ果て眠っている間、母は通っていたH病院を訪ねてました。私が首を切って自殺しようとしたこと、そしてそれは未遂に終わったことを。 すると、漸くH病院も事の重大さが分かったのか、しっかりした精神科にかかるべきだと助言をくれ、車で片道三十分以上かかるM病院を紹介されました。 こここそが、私が辿り着いた最後の救済所でした。でなければ、私は多分いまここには居ないと思います。 そして首を切ったあくる日、母に叩き起こされM病院へ行くと言い渡され、もう私は死に損ねたこと

          統合失調症とわたし⑯

          統合失調症とわたし ⑮

          ※ここから少しグロい表現が入ります。ご注意ください。 随分長いこと更新していなくてすみません。書き物の方が忙しくてこちらに手が回りませんでした(汗) さて、本題に戻りましょうか。 『死』というものについてです。 医者に処方された薬も効かない。体調はずっと芳しくない。そんな状況の中、こんなことがずっと、大げさかもしれませんが死ぬまで続くのか。そんなことを思いました。 リストカットを繰り返し、風邪を引いては吐き下し。 そんな日々がこれから先もずっと続いていくのかと思い

          統合失調症とわたし ⑮

          ダイエッターにオススメ!ダルゴナコーヒーゼリーの作り方

           一年半くらい前からでしょうか、食欲の出る薬や漢方を飲んでいた所為でやたらと食欲が湧いてしまい、その欲に逆らわずお菓子を食べ続けた結果……体重が大変なことになってしまって身体の線もひどく崩れてしまい、薬なども飲むのを止めたのをきっかけに、ダイエットを始めました。  ダイエットするにあたり、まずは食べまくっていたお菓子を食べるのを止めようというところからこのゼリーを思いつきました。一応これもお菓子なんですけど、一度に何もかも止めてしまうとそれはそれでストレスが溜まるということ

          ダイエッターにオススメ!ダルゴナコーヒーゼリーの作り方

          最近の創作BL小説事情、どうなっちゃってんの!?

           今からここに書くことは、完全に個人的意見なので皆様がどう思われるかどうかは分かりませんが、とにかく何らかの形にして吐き出したくて仕方がなかったので書かせていただきます。  もちろん、それについての意見のある方はコメントどうぞ。  ガガッと書いたものなので誤字脱字等、ございましたらすみません。  では、本題に入らせていただきます。  私はかなり昔からボーイズラブというジャンルが好きで、オリジナルであれ二次創作であれいろんな形で追ってきました。自分の生きてきた半世紀以上

          最近の創作BL小説事情、どうなっちゃってんの!?

          今からサイトを始めよう!と思ってる方へ

          今からサイト始めよう!とか思っている方向けに。こういう風に読者を思ってしまう化け物のような管理人が出来上がる可能性もありますよということで。 サイト運営に夢持ってる人には特に読んでいただきたい。 思ったことを整理したくてごちゃーっと書きますから、多少愚痴が入ったりするのはご愛敬ということでお願いいたします。 私はこの間、3年間続けて来たサイトを閉鎖した。 それなりに愛着のあるサイトではあった。ちゃんと、レイアウトとかも凝ったものとかにして、バナーなども苦労しながら結構

          今からサイトを始めよう!と思ってる方へ

          統合失調症とわたし ⑭

          身体の強張り、と聞いて皆様は何を想像されるでしょうか。このnoteを書いていてふと思いまして。 私はもうこの症状は日常茶飯事なので強張り、と書けば分かるだろうと思っていたのですが、詳しく説明すると。 身体にずっと、力が入っているような。例えば緊張すると身体って全身に力が入って強張りますよね。それがずっと続いているような感じです。この症状は、ある程度は薬でなんとかなりますがそれでも、何十年経った今でも私はこの症状に悩まされています。 常に身体に力が入っていると、とても疲れ

          統合失調症とわたし ⑭

          統合失調症とわたし ⑬

          H先生はどうやら、薬が足りていないということが分かっていなかったみたいです。けれど、当時の私にはそれが分からなかった。まあ…知識も何もないのですべて医師の采配で処方というか対処が決まるわけですが。 H先生は話を親身に聞いてくれました。しかし、前回にも書きましたがこの病気には薬しか効いてくれません。 言ってみれば『薬がすべて』なんです。ハッキリ言ってしまえば。薬でしか良くはならない。 しかしそれが分からなかったH先生に、ある提案を持ちかけられました。というのも、対話という

          統合失調症とわたし ⑬

          統合失調症とわたし ⑫

          随分と長い間、ご無沙汰しておりました。 さて、前回の続きから始めたいと思います。 そのH診療所。わざわざ予約の時間も取ってくれ、無駄な時間を減らしてくれたりとても待遇が良かったのを覚えています。 それになにより、J病院と同じ薬を処方してもらえると知って私はすぐにH診療所に乗り換えました。あの頃は今のようなセカンドオピニオンだとかそういった言葉もない時代でしたので乗り換えは簡単で、私はH診療所を信じて通うことに決めました。 けれど、今だから言えることですが何しろ薬の量が

          統合失調症とわたし ⑫

          ストレスにより難聴になりました

          右耳が難聴になりました。 これで、約一月、…疲れた時とかを考えるとほぼ一年になります。 初めは疲れた時にしか出なかった症状で、ある日突然、耳の具合が悪化しまして。 自分の呼吸の音が耳から流れ込んでくるようなゴーゴーといった音が四六時中聞こえ、低音が特に聴き取りにくくかなり不便です。 なにが不便というと、自分がどれくらいの声量で喋っているかが特に分かりにくくて。他人の声も低いと聴こえません。なので、聞き返すことも多くなりました。 なんでも、多くはストレス・疲れが多くの原因

          ストレスにより難聴になりました

          10年間小説サイト管理人をやってみて思ったことをまとめてみた

          このタイトルはかなりざっくりなのであまりお気になさらず…。 私は今、複雑な思いに駆られています。それは、小説サイトの管理人を8年ぶっ続けでやって来て、何度も疑問に思ったことなのですが今日、さらにその疑問が大きくなりましてこうして筆を執りました。 個人サイトは見に行かないだとか、そういう方向けのコラムではありません。寧ろ、個人サイトだとか個人でやってるブログなどを見に行く人に読んでいただきたい。 まず、経歴を。ざっくり説明すると、私は2009年以前からBL二次創作そしてG

          10年間小説サイト管理人をやってみて思ったことをまとめてみた

          理不尽な、音の世界

          騒音で殺人が起こる世の中。 近頃のそういった風潮を、私はとても軽く受け止めていました。「音くらい」なんて言葉で締めくくって。 しかし、最近の私は音で悩まされることの多さに辟易しています。「音くらい」では済まされない。 音は、時にはとても癒しになるし気持ちイイ思いにもさせてくれる。リラックスさせてくれる効果もある。 けれど、その正反対という効果もあって。 音は時に、人をひどく不快にさせる。それも、人の立てる物音が原因で。ポイントは、人が立てる物音というところです。何故

          理不尽な、音の世界