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散文詩『まぶたの裏に、世界を』

曇り空の、向こう側へ


行くことは、できなくても
想像、妄想は、あの曇り空を突き抜ける

曇天の空の下、見上げたふたつの瞳

その雲の向こう側は、どれだけ美しいんだろう
光り輝く "青" が広がっているんだろうか

まぶたの裏に、浮かべる世界


いつでも思い描ける
誰でも思い描ける
僕にも、想い描ける

強い風に、倒れそうになっても
アスファルトに足をつけて
握りしめた手の温度を感じて

また、まぶたの裏に、世界を創る

僕はまだ、美しい景色を、飛べるんだ

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