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500ウォン硬貨詐欺

さっきニュースで500円硬貨と同じサイズの韓国の500ウォン硬貨を掴まされる詐欺が増えていると見ました。
500ウォンは日本円に換算すると50円くらいなんだそうです。
最近はキャッシュレス決済の機会が増えているから、すり替えられても意外と気づかないみたいです。

30年前、かえるちゃんがたばこ屋の看板娘をしていた頃もしょっちゅう500ウォン詐欺に遭っていました。
かえるちゃんが働いていたたばこ屋は自販機を300台くらい管理していて、ルート営業のパートさんたちが回収してくる小銭は毎日台車4台使って銀行に入金に行ってました。

その中に時々500ウォン硬貨が混じってて、自販機のコインメックは硬貨の重量で選別するので、500円硬貨と数グラムの差をごまかすために穴を開けて削ってあるんです。
見つけ次第警察に被害届出しに行くのはかえるちゃんの仕事でした。

腹立つっちゃ腹立つんですけど、自販機ってかなり狙われやすくて被害は多かったです。
500ウォン詐欺は自販機本体にダメージを与えるものではなかったから、辛抱はしていましたが。

いろんな事故処理で警察署に通いましたが、高校の卒業式の後でお酒飲んだ男の子が自販機に蹴り入れてボコボコにしたことがあります。
この時は社長の奥さんの専務がカンカンに怒って、即被害届を出しました。
そしたら男の子の親が示談にしてくれってケーキ持って会社に来たんだそうです。
専務はケーキは受け取ったけど示談は断ったらしくて、警察署から戻ったらケーキは事務の子たちに食べ尽くされていてかえるちゃんの分はなかったです。

自販機は被害に遭いやすいから、隙間がないように寄せて並べるとか、飲料の自販機は紙幣対応はわざとさせないとか、紙幣のお客さんが両替できるようにと飲料の自販機を管理している会社から抱き合わせでたばこの自販機も並べて設置させてくれないかと言われたり、看板娘の仕事はけっこう幅が大きかったです。
勉強になりました。

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