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採用活動は会社の3年後を考えて募集しよう

あなたの会社の3年後はどうなっているでしょうか。

新型コロナウイルス感染症により会社を取り巻く状況が大きく変わったという方も多いかと思いますが一つだけ、確実に言えることがあります。

それは、今あなたの会社で働いている従業員たちが必ず3歳年を取るということです。

社長も同じです。3歳年を取ります。

会社を維持し、成長させていくためには、いつか必ず世代交代が必要になります。

そのためにも新しい人材の採用が必要不可欠です。

┃今、採用がしやすい状況にある

求人倍率という言葉を聞いたことがあると思います。

簡単に言うと一人の求職者に対してどれくらいの求人募集があるか、という意味です。

最近のデータを見てみると

○令和2年10月の有効求人倍率は1.04倍で、前月に比べて0.01ポイント上昇。
○令和2年10月の新規求人倍率は1.82倍で、前月に比べて0.20ポイント低下。

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*厚生労働省
一般職業紹介状況(令和2年10月分)について

以上のようになっており、求職者数を求人者数が上回っている状況にあります。

また、新型コロナウイルス感染症の影響で人件費の見直しをする企業が増え、採用市場に人材が出てきています。

その中には、今まで採用市場に出ていなかった優秀な人材が紛れ込んでいるケースもあります。

アフターコロナに向けて業績を回復させるためにも今、優秀な人材の確保が必要であるとも言えます。

┃多くの中小企業はあきらめている

それでも中小企業経営者に話を聞くと「うちみたいな会社に優秀な人材は来ない」とあきらめてしまっているケースがあります。

本当にそうでしょうか。

それは、今まで適切な方法で採用活動をしなかったから優秀な人材が応募してくれなかっただけかもしれません。

経営者があきらめていて、適当にハローワーク(無料だから)に求人を出し、「うちみたいな会社に来てくれるなら誰でもいい」という気持ちで採用活動をしていれば優秀な人材が応募してくれるはずがありません。

┃それでも採用は必要

2018年に成人になった人は123万人、2008年は135万人、2000年は164万人となっており年々、労働力人口は減少していきます。

これから先、社会全体として人が少なくなっていくのでそれに比例して採用もしにくくなっていきます。

ICTの活用、システム化、機械化による業務効率化はもちろん必要ですが会社を維持、存続させていくためには、採用は必要不可欠です。

そして、その問題に早く気づき、早く採用活動を始める必要があります。

┃欠員補充をいつまで続けますか?

「じゃあすぐに採用活動を始めよう」といって求める人材像も不明確なまま、ハローワークに求人を出しても今までと何も変わりません。

応募が来た人を採用し、また人が辞め、欠員補充をする、やがて欠員補充もできず人材が足りなくなり衰退していく、という悪いループに入ることになります。

ここは、一度立ち止まって、会社に必要な人材像をしっかり考える必要があります。

それは「今、○○部門が人が足りないからそこで働ける即戦力がほしい」といった安易な考えではなく、会社の将来を担えるのはどんな人なのか?ということを経営者が真剣に考える必要があるでしょう。

┃まとめ

採用市場としては今、採用がしやすい状況にあることは事実です。

このチャンスをしっかり活かすためにも「会社の3年後、5年後、10年後に必要な人材像」をしっかり考えて、真剣に採用活動に取り組むことが必要です。

伸びる会社というは、景気が良くても悪くてもその先を見据えて採用活動を行っている、ということが言えます。

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