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採用活動も攻めの姿勢が大切

「求人広告を掲載したのになんの反応もない」「本当に公開されているのか自分で検索してみた」そんな経験をしたことがある方も少なくないのではないでしょうか。

労働力人口が減少し、求職者側が優位になっている採用市場では、これまでのような「待ちの採用活動」ではなかなか採用が難しくなってきています。

人材を確保し事業を維持、継続していくためには「攻めの採用活動」が重要になっていきます。

┃今までの採用活動

今まで、採用活動といえばリ○ナビやマ○ナビなどの求人サイトに求人広告を掲載したり、ハローワークで求人票を掲載したりという方法が当たり前でした。

求人を出せばある程度の人数から応募が来て、その中から採用選考を行い、採用を決定する、という方法です。

会社側が選ぶ立場だったからこそ、このような採用選考の方法が成り立っていたということができます。

今でもそのような会社や職種は存在しますがこれから先、減少していくと考えられます。なぜかというと労働力人口が減少し、会社側が選ぶ立場から選ばれる立場に変化していくからです。

これまでは当然のようにリ○ナビやマ○ナビなどの求人サイトに求人広告を出せば応募が来ていましたが、状況は変わりました。

「求人広告を掲載したのになんの反応もない」
「本当に公開されているのか自分で検索してみた」

という経験をした方も少なくないでしょう。経営者がこの変化に気づかず今までの通りのやり方でやっていては、今後、人材の確保ができなくなります。

総務担当者(中小企業ではなんでも屋)や総務担当奥さんに「適当に求人票作って出しておいて」という会社は、採用ができず衰退していくことは確実です。

┃これからの採用活動

今、注目を集めている採用活動の方法としては、次の4つのパターンがあります。

①リファラルリクルーティング

いわゆる社員紹介制度や縁故採用がこれにあたります。既存の社員や関係者を通じて人材を探します。紹介の仕組みや紹介元の社員などがいかに会社に対して理解があるかが成功のカギです。

②ダイレクトリクルーティング

会社側から求職者に直接働きかけを行う方法でよくCMでも目にします。

③タレントプール

過去の応募者をデータベース化し、採用活動を再開したり追加募集をしたりする際に再度アプローチを行う方法です。当然、応募者管理が行われている必要がありますし、不採用にした際の採用選考のプロセスが重要になります。

不採用にしたときの印象が悪ければ、再度アプローチを行ったとしても入社してくれる可能性は低いでしょう。逆に不採用だったとしても「この会社の選考を受けてよかった」と思ってもらえるような採用選考プロセスであれば、再度のオファーはうれしいものになるでしょう。

④オウンドメディアリクルーティング

このオウンドメディアリクルーティングが最も効果的で重要な採用方法であると考えています。これまでが「待ちの採用活動」だとすれば「攻めの採用活動」ということもできます。

攻めの採用活動といってもダイレクトリクルーティングのように求職者に直接アプローチをするということではなく、インターネットやSNS,ブログなどを活用して積極的に自社のことをアピールしていくような方法をいいます。

┃今、最も効果的な採用活動の方法

今、最も効果的な採用活動の方法は、【自社採用サイト】+【適切なプロモーション】の合わせ技です。そこにSNSも組み合わせるとさらに効果が見込めます。

【自社採用サイト】+【適切なプロモーション】の組み合わせ

会社のポータルサイトしかない場合、それは貴社の顧客や取り引き先向けに制作されているものだと思いますので求職者に向けたサイトとはメッセージが異なります。ですから、自社採用サイトの構築をおすすめします。

さらにの採用サイトを拡散する方法としては、indeedなどの採用に特化した検索エンジンに掲載することが重要です。

SNSも組み合わせてさらに拡散させる

一口にSNSといってもいろいろな種類がありますが採用活動に活用されているものとしては、TwitterやInstagram、LinkedInなどがあります。

ブログサービスでは最近ではnoteが人気です。その他にもアメブロや自社の採用サイトにブログ機能を搭載しているケースもあります。

これから一諸に働くことになるかもしれない先輩社員や仕事、職場の様子などのリアルな姿をSNSを使って求職者に届けます。

SNSは、採用サイトの補助的ツールとしてだけではなく、SNSで求人募集を行っていることを発信すればそこから直接応募が来ることもあります。

日々、貴社のアカウントの発信を見てくれている求職者からの応募であれば、応募の段階で既に貴社への想いを強くもっていることもあります。そのような応募であれば採用後の定着率も自然と高くなることが予想されます。

┃まとめ

今回は、今までとこれからの採用活動の考え方についてお伝えしてきました。

今の方法がうまくいっている、今のままで大丈夫、という会社はそのままその方法を信じて採用活動を進めていけばよいでしょう。

今の方法がうまくいっていない、将来のことも考えて新しい方法にもチャレンジしていきたい、という会社は今回ご紹介した方法にぜひ、取り組んでみてほしいと思います。

採用サイトの構築には多少の費用はかかるかもしれませんが、SNSのアカウント開設は基本的には無料ですのでやらない手はありません。ただし、正しい方法で運用していくことが大切なので注意してください。


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