知らないとリスク大！採用面接のNG質問

採用面接で聞いてはいけないこと、NG質問をしていませんか？

前は問題にならなかったことも時代が変わりNG質問になっているものもあります。

今回は、知らないとリスク大、採用活動のNG質問をご紹介します。

┃本人がどうすることもできないことは聞いてはいけない

本人がどうすることもできないこと、本人に責任のないことは聞いてはいけません。

本人がどうすることもできないこととは、例えば次のようなものがあります。

●本籍・出生地に関すること
「出身地はどこですか？」「本籍記載の住民票を提出してください」

●家族に関すること
「ご両親のお仕事はなんですか？」「お子さんの年齢は？」

●住宅状況に関すること
「ご両親とは同居ですか？別居ですか？」

●生活環境・家庭環境などに関すること
「家族構成を教えてください」

例えば、女性の求職者に対して妊娠・出産に関することを聞くのもNGと考えられます。

┃自由なこと・プライベートなことは聞いてはいけない

宗教のこと、政治のことなど本人の自由であるべきこと、プライベートなこと、内面に関することは聞いてはいけません。

例えば次のような質問はNGです。

●宗教に関すること
「信仰している宗教はありますか？」

●支持政党に関することの把握
「支持している政党はありますか？

●人生観・生活信条などに関すること
●尊敬する人物に関すること
●思想に関すること
●労働組合、学生運動などの社会運動に関すること
（加入状況や活動歴など）
●購読新聞・雑誌・愛読書などに関すること

「尊敬している人物は？」は、以前は採用面接でよくある質問でしたがその質問によって、本来自由であるはずの内面に踏み込むことになります。

最近では、このような質問もNGと考えられています。

┃NG質問をしてしまったらどうなるか？

NG質問をしてしまったとしてその後、どうなるでしょうか。いくつかのケースを考えていきます。

「求職者が嫌な気持ちになる」
嫌な気持ちになった求職者はどうするでしょう。会社側は採用したいと思いオファーを出しても選考通過の連絡をしても求職者側からお断りされるでしょう。

「ハローワークに相談される」
あの会社の採用面接でこんな質問をされた、とハローワークで相談したり、苦情を申し立てたりすることも考えられます。そうするとハローワークから指導される可能性やその後、求職者の紹介をしてもらえないこともあり得ます。

「学校に相談される」
新規学卒者の採用であれば、これが一番あってはならないことではないでしょうか。ハローワークのケースと同様にその学校からの紹介がなくなるかもしれません。

「口コミされる」
学生であれば学生同士、あるいは転職者が集まる口コミサイトで口コミを書かれるかもしれません。そうすると採用活動に悪影響を及ぼすことは間違いありません。

┃さいごに

今回は、知らないとリスクが大きい、採用面接時のNG質問をご紹介しました。

知らずにNG質問をしてしまうとその後の採用活動大きな悪影響を及ぼす恐れもあるので注意してください。