採用活動の目的を見失わないこと
いろいろな事情があって、人材を採用したいと考えたときに始めるのが採用活動ですが、そのうちに目的を見失いまちがった方向に行ってしまう人がいます。
採用活動の目的はなんだったでしょうか?
その目的を最後まで見失わないようにすることが大切です。
┃採用活動の目的
採用活動の目的とはなんでしょう?
採用活動の目的は、良い人材と巡り合い、入社してもらい、会社に定着して、その人材に会社に貢献してもらうことです。
良い人材とは、一言でいえば会社に貢献してくれる人です。
良い人材と巡り合うための確立を上げる方法としては、より多くの求職者・応募者を集めることが考えられます。
それがいつしか目的と手段が逆転し、より多くの求職者・応募者を集めることが重要、となってしまうことがあります。
┃応募者は一人でいい
極端な話をすれば、応募者が一人であってもその一人が理想の人材像にぴったりであればその人を採用して、採用活動は終了です。
それなのに目的と手段をはき違えると「いっぱい応募者を集めないといけない」という思考になってしまいます。
目的と手段をはき違えてしまう原因。それは必ずしも採用担当者のせいではないこともあります。
┃求人を出すといろいろと営業が来ます
求人広告を出すとそれを見るのは求職者だけではありません。
「求人広告を出している=採用のニーズがある」ということで、求人広告会社や人材紹介会社から「うちでも求人広告出しませんか?」と営業が来ます。
そんな話を聞いているうちに「求人広告は多くのメディアに出した方がいい」「求人広告は大きく出した方がいい」「その方がたくさん応募が集まりますよ!」と言われるとそういう気持ちになってしまうのです。
ここで一回、冷静になって考えてほしいのが採用の目的と求人広告会社の目的とが合致しているかどうか、です。
採用の目的は?良い人材と巡り合い定着してもらうことでした。
求人広告会社の営業目的は?より多くの広告費用を支払ってもらいより長く掲載してもらうことで営業利益を出すことです。
もちろん、求人広告会社の中にはクライアント企業のことを考えて最適な提案をしてくれる会社もあるでしょう。
そうではない求人広告会社もあるということです。
会社としては、たった1週間の掲載であっても良い人材に巡り合えればいいわけですが、求人広告会社としては1箇月間掲載してもらった方が利益が大きくなります。
┃まとめ
求人広告会社も人材紹介会社も良い会社もあれば、そうではない会社もあります。
採用活動において外部のサポートを受ける場合には、採用活動の目的を見失わず、目的を共有できる人と一緒に取り組むことが大切です。
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