採用活動、履歴書は中身よりも「○○○」がポイント
採用活動をするとき、まず初めに送ってもらうのが履歴書です。
中には、最初の面接の時に持参してもらうケースもありますがそれはお勧めできません。
職種にもよりますが採用活動において、履歴書を見るポイントは内容よりもまず先に見るポイントがあります。
┃履歴書はやっぱり手書きがいい?
履歴書は手書きがいいのか、パソコン作成でも認めるのか、
正直それはどっちでもいいでしょう。
「手書きの方が性格が見える?」本当にそうですか?本当にそう思うなら
応募書類:履歴書(手書き)
とすればよいでしょう。
恐らく、そうするだけで応募者が3割減ると思います。
「パソコンの方がパソコンスキルがわかる?」本当にそう思いますか?
最近は、Excel形式の履歴書なんて簡単に手に入りますし、求人サイトでもデータを打ち込めば簡単に履歴書が作成できるのをご存知ですか?
「パソコンの方がパソコンスキルがわかる」とか言っている採用担当者がいたら、その人のパソコンスキルの方を疑ってみる必要があるかもしれません。
履歴書を手書きにしても性格はわかりません。
履歴書をパソコンOKにしてもパソコンスキルはわかりません。
┃履歴書を見るポイントは志望動機?
やっぱり志望動機を見た方がいいのでしょうか?
いいえ、志望動機に「とてもいいこと」が書いてあったとしてもその人の仕事ぶりはわかりません。
最低限、使いまわしの文章ではなく、自社の求人やホームページなどを見て考えた形跡があれば◎としましょう。
┃履歴書を見るポイントは職歴?
ここは、少し注意をもって見てきましょう。
①転職回数
多すぎる人は仕事に対して飽きっぽかったり、協調性が欠ける面があるかもしれません。
②職歴の一貫性
転職が複数回に及んでいても職種業種に一貫性があれば「なにかを求めて」転職活動をしている可能性があります。
③空白期間
職歴と職歴の間に空白期間が有る場合には、どの程度の期間の空白があるかは注視してみましょう。
ただし、間が長かったとしても資格試験など明確な理由があればOKです。
┃履歴書を見る最重要ポイント
私が考える履歴書を見る最重要ポイントは「送り方」です。
事務職を募集している場合には、書類送付のマナーがしっかりできているかはとても重要です。
そういった意味もあり、私は必ず郵送してもらうようにしています。
□宛名の書き方は適切か
□封筒の大きさは適切か
□封入の仕方は適切か
□送付状(同封されていれば)の書き方は適切か
□自分の住所の書き方は適切か
これらが身についているかどうかで、事務職として最低限のマナーがあるかどうかを判断しています。
その他の学歴や職歴は、実際に働いてみれば関係ないことの方がほとんどです。
┃最後に
履歴書は面接時に持参、としている会社もありますが基本的には事前に郵送してもらった方が良いでしょう。
求人票を作成し、応募をするとき、原則は年齢や性別で差別をすることはできません。
しかし、組織を編成していく中では年齢や性別のバランスも重要な構成要素の一つです。
履歴書を事前に送ってもらうことで、送り方や作成マナーの他、年齢、性別など「会社が求めている階層に近いか」は、判断することができます。
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