その求人票には求人者が求める情報が記載されていますか?
仕事柄、求人票を見たり作ったりする機会も多いのですが、会社側の伝えたい情報を並べているだけの求人票に遭遇することがあります。
以前もお伝えした通り、求人広告を出せば応募が来るという時代は終わりました。
求人票を作成するときには、求める人物像を絞り、その人物像に当てはまる人が応募したくなるような求人票を作成する必要があります。
今回は、パートタイマーやアルバイト求人について、考えてみたいと思います。
┃応募したくなるような求人票とは
パートタイマーやアルバイトとして想定されるのは、主婦層や学生などです。
こうした人たちは、給与だけでは働き先を選ばないという点に注意する必要があります。
もちろん、同業他社や同じ地域の他の求人と比較してあまりにも低い給与では比較対象にならないこともあります。
しかし、そういった人たちが重視するのは給与の金額だけではなく働きやすさであることを忘れないようにしましょう。
┃求人票で伝える働きやすさとは
①【勤務時間】
09時00分~18時00分の間で6時間以上
※勤務時間、シフトは応相談
②【勤務時間】
09時00分~18時00分の間で6時間以上
※勤務時間、シフトは応相談
「09時00分~15時00分」や「10時00分~16時00分」のシフトでお子さんの送り迎えに間に合うように働いているスタッフもいます!
お子さんの急な病気のときも対応できるように配慮しますのでご安心ください。
以上のような2つの求人があったとき、どちらの求人に応募したくなるでしょうか?
その求人に応募してくる人がどのような人なのかを思い浮かべ、その人自身が「そこで働いている自分」を想像できるような内容にすると良いでしょう。
自転車通勤やバイク通勤を認める場合には、駐輪スペースの有無なども記載するといいです。
┃求人の最近のトレンド
最近はなんといっても「テレワーク・在宅勤務」への対応ができているかが注目を集めます。
「テレワーク・在宅勤務で働いているスタッフもいます」と一言添えるだけで応募数が変わってきます。
ただし、気を付けないといけないのは、在宅勤務をするからにはある程度、一人で業務を進めることができるスキルが必要になります。
ただ「在宅勤務可」だけだとそれが伝わらず「とにかく在宅勤務でやりたい」という人からの応募が増えてしまうことが考えられます。
そうならないためにも「スキルや能力によって在宅勤務を選択することもできます」など、一定の基準があるということはあらかじめ、伝えておいた方がいいかもしれません。
┃まとめ
求人票を作成するのもお客さまへプレゼン資料を作成するのも同じです。
見て欲しい人がどんな人かを想像し、その人が求める情報を記載するように心がけましょう。
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