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インターンシップの意味と気を付けること

弊社でもオフィス近くの高校の生徒さんを受け入れるインターンシップが始まりました。

インターンシップの意味としては、地元の学校と協力して職場体験として受け入れるケースや採用活動の一環として実施するケースなど目的や実施方法は様々です。

┃インターンシップ意味とは

インターンシップとは、学生や生徒などが在学中の一定期間、実際に企業の中で職場体験をすることをいいます。

職場体験なので「労働者」ではないことに注意が必要です。

┃インターンシップで気を付けること

インターンシップで一番気を付けることは、インターンシップは労働者ではないということです。

呼び方がインターンシップだとしても労働者だとみなされると労働関係法令の規制対象になります。

労働関係法令の規制対象になると、
・最低賃金の保障
・労災保険の適用

このような対応も必要になります。

インターンシップで体験してもらう業務は、日常業務をそのまま手伝ってもらう、アルバイトと同じような感覚で業務を任せるということはしない方が良いでしょう。

原則は職場体験、ということを忘れずに常に社員の監督の元に体験をしてもらうことが大切です。

万が一、顧客に対して損害を発生させた場合、インターンシップや学校に対して求めることができる補償は限定的です。

また、インターンシップに対するハラスメント行為の防止にも気をつける必要があります。

┃インターンシップと労働者の境界線

呼び方がインターンシップだとしても実態が労働者であれば労働関係法令の規制対象になります。

労働者に該当するかどうかの基準
・一般の労働者並みに賃金が発生する
・受け入れ企業の本来業務を体験の域を超えて就業にあたる
・出社を強制し、遅刻、早退、欠勤になどについて制裁を加える

といったことが認められると労働者とみなされる可能性が高まります。

┃インターンシップのメリット

インターンシップの受け入れを採用活動の一環としてとらえるなら、実際に社内を見てもらい、先輩社員と接してもらうことで会社に対するイメージアップにつなげることもできます。

実際に業務の一部を体験してもらうことで、自社にあった学生を見極めることもできるでしょう。

インターンシップの担当を歳が近い若手の社員に任せることで指導力や管理能力の向上も図ることができます。

新卒採用を考えているような会社では、学校との良好な関係を築くことにもつながるでしょう。

┃まとめ

採用活動の一環として取り組むインターンシップも地域(地元)の学校への貢献のためのインターンシップも会社にとって新しい空気を運んでくれる取り組みになると思います。

受け入れる企業側としては、インターンシップの意味を忘れずに受け入れをしてほしいと思います。

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